【X00】
■笠井 清登(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Kasai K*, Kumagaya S, Takahashi Y, Sawai Y, Uno A, Kumakura Y, Yamagishi M, Kanehara A, Morita K, Tada M, Satomura Y, Okada N, Koike S, Yagishita S: “World-Informed” neuroscience for diversity and inclusion: An organizational change in cognitive sciences. Clin EEG Neurosci 54: 560-566, 2023. DOI: 10.1177/15500594221105755
(本領域には、従来の生物医学モデルによる研究を社会モデルにより変革するというコンセプトがあることから、world-informed neuroscience for diversity and inclusion (WINDI)という概念を領域会議での熟議により生み出し、査読付き英文総説として発表したもの)
Kasai K*, Yagishita S, Tanaka SC, Koike S, Murai T, Nishida A, Yamasaki S, Ando S, Kawakami N, Kanehara A, Morita K, Kumakura Y, Takahashi Y, Sawai Y, Uno A, Sakakibara E, Okada N, Okamoto Y, Nochi M, Kumagaya SI, Fukuda M: Personalized values in life as point of interaction with the world: Developmental/neurobehavioral basis and implications for psychiatry. Psychiatry Clin Neurosci Rep 1: e12, 2022. DOI:10.1002/pcn5.12.(前新学術領域の主体価値概念を社会モデル的に拡張し、個体と世界の相互作用点としての価値が思春期に主体化して世界にコミットする「当事者」となるという本領域のコンセプトに発展させた)
雑誌論文(和文)
金原明子、里村嘉弘、笠井清登*:医学におけるダイバーシティとインクルージョン教育・研究の取り組み.こころの科学 228: 93-97, 2023. (総括班で推進している研究のコ・プロダクションの姿勢を有する若手研究者の育成に関して、医学教育にどのように実装するかについて論じた)
学会発表(国際)
Kasai K: Tojisha-oriented psychiatry in Japan. International Conference on “Decolonizing Mental Health in Asia”: Dec 20, 2022, Online(当事者化という日本発の概念を国際的に普及させる試み)
学会発表(国内)
笠井清登:統合失調症の理解と支援のこれまでとこれから.第63回中国・四国精神神経学会/第46回中国・四国精神保健学会、岡山、2023年11月11日.特別講演
里村嘉弘、金原明子、宮本有紀、大島紀人、熊谷晋一郎、佐々木理恵、宇野晃人、熊倉陽介、柳下祥、笠井清登:医療人材の多様性と包摂の推進に向けてー医学のダイバーシティ教育研究センターの取り組みー.第54回日本医学教育学会、群馬、2022年8月6日.ポスター
里村嘉弘、金原明子、宮本有紀、大島紀人、熊谷晋一郎、佐々木理恵、宇野晃人、熊倉陽介、柳下祥、笠井清登:医学領域のダイバーシティとインクルージョンに向けて-医学のダイバーシティ教育研究センターの取り組み-.第119回日本精神神経学会、横浜、2023年6月22日.シンポジウム
笠井清登:大丈夫な社会と予防はどちらが先?.第25回日本精神保健・予防学会学術集会、京都、2022年11月12日.教育講演
笠井清登:人間の行動を科学するということ.CiSHuB成果報告会(シンポジウム)、オンライン、2021年12月3日.講演
書籍
笠井清登(責任編集)、熊谷晋一郎、宮本有紀、東畑開人、熊倉陽介(編著):こころの支援と社会モデル、金剛出版、2023.4. (本領域をつらぬく社会モデルを概説したもので、アマゾンランキング臨床心理学部門で1位を獲得、発売後ただちに重版決定)
笠井清登:心理支援をどうモデル化するか:自分の支援を言葉にして問い続ける.臨床心理学スタンダードテキスト、金剛出版、2023, pp.151-164.
笠井清登:第12章 精神科医師から伝えたいこと.In: 心理職を目指す大学院生のための精神科実習ガイド.津川律子、橘玲子(編)、誠信書房、pp170-171、2022.10.22.
笠井さつき・笠井清登(編):女性のこころの臨床を学ぶ・語るー心理支援職のための「小夜会」連続講義.金剛出版, 2022.
笠井清登:「精神疾患の特徴」「 精神疾患への対応」「 精神疾患をもっても安心して暮らせる社会を目指そう」「思春期における脳と心の発達と自己実現」新高等保健体育.大修館書店、2022.(文部科学省検定・高等学校保健体育教科書において、精神疾患の記述だけでなく、ダイバーシティとインクルージョンの重要性の特設ページを担当し、障害の社会モデルやアンチスティグマを高校生にわかりやすい表現で紹介)
主催シンポジウム(国際)
東京大学(ホスト)、北京大学、ソウル大学共同主催:9th BESETO International Psychiatry Conference, Tokyo, Japan (online). November 13, 2022. (B01計画研究代表者・熊谷晋一郎博士により、特別講演で当事者研究を国際的に紹介)
主催シンポジウム(国内)
研究のコ・プロダクションを通じた学会の組織変革.第120回日本精神神経学会学術総会シンポジウム.札幌、2024年6月21日.(会員数17,000名を超える精神医学の基幹学会において、精神疾患の当事者の方々と学会員で研究のコ・プロダクションに関して対話する画期的なシンポジウム)
卒前から卒後へのシームレスな医学教育に精神医学が真に役立ちうるには.第120回日本精神神経学会学術総会シンポジウム.札幌、2024年6月21日.(総括班で推進している研究のコ・プロダクションについて、医学教育にどう取り込むかについて議論する)
市民アウトリーチ・共同創造活動
笠井清登:第94回こんぼ亭.当事者が精神科医療の常識を変える.2024年4月27日、横浜市教育会館.(市民公開講座)精神疾患の体験を有する当事者が執筆した精神疾患の教科書から精神医学の学術者がどのように学べるか、当事者らと対話した。
笠井清登:医療研究開発に求められる患者・市民参画(PPI)及びダイバーシティ&インクルージョン.日本医療研究開発機構(AMED)医療研究開発業務研修、東京、2023年12月18日. (医療研究費配分機関であるAMEDから招聘され、職員に対してPPIについての研修講師を務めた)
笠井清登:中年期・高齢期のメンタルヘルス.第48回東大医師会公開講座、東京、2023年12月14日.市民公開講座講師
笠井清登:価値に基づく支援者育成 第6回一般公開シンポジウム開催. 2023年11月26日(日)、東京大学医学部 鉄門記念講堂
笠井清登:統合失調症の現在地と高等学校での精神疾患教育.横浜市精神障害者家族連合会2023年度第2回市民メンタルヘルス講座-みんなで考えようこころの健康(横浜市受託事業)、横浜、2023年10月28日.講演
笠井清登:だいじょうぶな社会にむけた一歩.リカバリー全国フォーラム2022、オンライン、2022年10月30日.基調講演
笠井清登:価値に基づく支援者育成 第5回公開シンポジウム. 2022年11月6日、東京大学 伊藤謝恩ホール(オンデマンド配信:2022年11月11日~11月25日)
笠井清登:ひらめき☆ときめきサイエンス「思春期のこころの発達・健康とダイバーシティ☆体験ツアー. 2022年10月23日、東京大学医学部附属病院 (JSPSのプログラムで、本領域の研究成果やダイバーシティ・インクルージョンの概念を小中学生にわかりやすく体験形式で学んでもらった)
笠井清登:価値に基づく支援者育成 第4回公開シンポジウム. (オンデマンド配信:2021年12月20日~12月28日)
笠井清登:「医学のダイバーシティ教育研究センターキックオフシンポジウム」.(オンデマンド配信:2021年12月20日~12月28日)
笠井清登:“病気を持っても大丈夫”という回復のあり方と社会を目指して.社会福祉法人聴力障害者情報文化センター、オンライン、2021年11月13日.講演
プレスリリース・報道発表
精神疾患を持つ当事者らが執筆し、笠井が監修者として関わった「私たちの精神疾患」出版に際して、以下の各紙で報道発表が行われた。
毎日新聞2024.2.16 生きづらさの正体に迫る
デーリー東北2024.2.4 精神疾患 つらさの正体は
佐賀新聞2024.2.7 当事者目線の「教科書」登場
茨城新聞2024.2.15 精神疾患、当事者の目線
愛媛新聞2024.2.16 精神疾患、体験基に「教科書」
山陰中央新報2024.2.19 精神疾患 つらさの正体は
山形新聞2024.2.19 「生きづらさ」正体に迫る
神戸新聞2024.2.19 精神疾患のつらさ 当事者執筆
宮崎日日新聞2024.2.24 精神疾患 生きづらさ正体迫る
千葉日報2024.2.25 当事者発の教科書迫る
西日本新聞2024.2.26 精神疾患、生きづらさの正体は
しんぶん赤旗 2023.12.8 精神疾患・新教科書:ズレに気づく画期的な一冊
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
学会や研究に参加しやすくなるやさしい用語集 https://schizophrenia.softr.app
(精神疾患を研究する学会での学術大会では専門用語が飛び交ったり、頻繁に用いられる言葉の説明がなかったりすることが珍しくありません。一方で、学術大会に参加した当事者の方は、知らない言葉ばかりの空間では萎縮してしまうかもしれません。この解説集は、そのような専門用語について当事者・ご家族にとってわかりやすく解説する目的で作成したものです。今後、当事者から知恵や経験を教えていただき、改良を進めて学会や研究に参加しやすくなるためのやさしい用語集に発展させ、共同創造による精神疾患研究に寄与することを目指しています)
東京大学医学のダイバーシティ教育研究センターWebsite https://cdmer.jp
(2021年度に領域代表者により開設されたセンターで、本領域を通じて生み出されたコ・プロダクションについての理論を、実際の医学教育に適用する実践の場となっている)
■綾屋 紗月(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Pukki H, Bettin J, Outlaw A G, Hennessy J, Brook K, Dekker M, Doherty M, Shaw S C K, Bervoets J, Rudolph S, Corneloup T, Derwent K, Lee O, Rojas Y G, Lawson W, Gutierrez M V, Petek K, Tsiakkirou M, Suoninen A, Minchin J, Döhle R, Lipinski S, Natri H, Reardon E, Estrada G V, Platon O, Chown N, Ayaya S, Milton D, Walker N, Roldan O, Herrán B, Cañedo C L, McCowan S, Johnson M, Turner E J, Lammers J, Yoon W H: Autistic perspectives on the future of clinical autism research. Autism in Adulthood 4: 93-101, 2022. DOI: 10.1089/aut.2022.0017
(北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、オセアニアの各地にいる自閉症者主導組織の代表者および医学・ソーシャルワーク・教育・心理学など自閉症関連の専門的・学術的知識を持つ自閉症者46名からなるGlobal Autistic Task Force on Autism Researchのメンバーのうち38名が執筆者となり、自閉症の臨床研究と世界的なサービスシステムの開発の方向性を定めることを目的とした「自閉症のケアと臨床研究の将来についてのランセット委員会の勧告」に対して、当事者の視点から問題点を指摘した国際共著論文。)
雑誌論文(和文)
綾屋紗月*: 自閉スペクトラム当事者からみた診断:科学と正義論が交わるところ. そだちの科学42: 75-77, 2024.
Ayaya, S.. & Kitanaka, J.: Tōjisha-kenkyū: Japan's radical alternative to psychiatric diagnosis. Aeon, 2023. https://aeon.co/essays/japans-radical-alternative-to-psychiatric-diagnosis.
綾屋紗月*:共同創造に向けた精神医療・精神医学のパラダイムシフト. 精神医学65: 155-161, 2023.
綾屋紗月*:自分と出逢い、社会とつながる:ニーズを明確化し社会変革に至るまでのプロセス. 総合リハビリテーション 51: 25-31, 2023.
綾屋紗月*: 当事者が拓く「知」の姿:ある自閉スペクトラム者の観点から. 認知科学 29(2): 312-321, 2022.
綾屋紗月*: 診断の限界を乗り越えるために:ある自閉スペクトラム当事者の経験から. 臨床心理学 22(1): 55-59, 2022.
綾屋紗月*: 当事者の視点による共同創造と当事者研究の歴史. 科学史研究 60(300): 372-375, 2022.
学会発表(国内)
綾屋紗月: 各大学・地域におけるダイバーシティの取り組み. 第31回日本医学会総会、東京、2023年4月22日.
書籍
綾屋紗月: 自閉スペクトラム者の経験:当事者研究と共同創造. 障害学研究20 障害学の展開——理論・経験・政治、 明石書店、2024.3、pp.200-215.
綾屋紗月:当事者研究の誕生、東京大学出版会、2023.7.
市民アウトリーチ・共同創造活動
綾屋紗月、喜多ことこ:メディア表現への気付き:発達障害、 一般社団法人マスコミ倫理懇談会月例会、 2024年1月29日、日比谷プレスセンタービル8F新聞協会大会議室.
綾屋紗月:DE&I経営の時代:障がいのある社員当事者が真に活躍するために、企業に期待される行動変革とは、 一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアムフォーラム、2023年12月6日、 online.
綾屋紗月:自己理解からセルフアドボカシーを考える~解釈的不正義・当事者研究・ニューロダイバーシティ運動、 一般社団法人日本発達障害ネットワーク第19回年次大会、2023年12月3日、online.
綾屋紗月: 自閉症者の視点からCRPDと総括所見に期待すること. 日本障害フォーラム(編)障害者権利条約総括所見のポイント解説、 やどかり印刷、2023、p.37.
プレスリリース・報道発表
綾屋紗月:NHK-BS2023.5.7 当事者が研究者.
(2018年から試行的に導入されたユーザー・リサーチャー制度のもと、熊谷研究室で雇用された4名のユーザーリサーチャーの活躍を紹介した番組。初回2023年5月7日放送後、5月11日、5月16日、2024年6月5日の3回にわたり再放送されている。)
■金原 明子(研究分担者)
雑誌論文(和文)
里村嘉弘、金原明子、大久保紗佳、杉本達哉、片岡朋恵、小西優歌、吉川桜子、木之下遼、末松万宙、高橋優輔、熊倉陽介、長谷川智恵、佐々木理恵、山口創生、澤田宇多子、宮本有紀、大島紀人、熊谷晋一郎、笠井清登*.医学部におけるダイバーシティ推進 「東京大学医学部におけるダイバーシティ,インクルージョン,コ・プロダクションの学部教育」医学教育55(2): 121-127, 2024.
学会発表(国内)
里村嘉弘、金原明子、宮本有紀、大島紀人、熊谷晋一郎、佐々木理恵、宇野晃人、熊倉陽介、柳下祥、笠井清登:医学領域のダイバーシティとインクルージョンに向けて-医学のダイバーシティ教育研究センターの取り組み-.第119回日本精神神経学会、横浜、2023年6月22日.
書籍
宮本有紀・金原明子・熊倉陽介 TICPOC スタッフのかえりみち 笠井清登 責任編集ほか『こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造』金剛出版. 2023.
【A01】
計画研究
■川脇沙織 (田中沙織)(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Kawashima I, Nagahama T, Kumano H, Momose K, Tanaka SC*. "Pavlovian-based neurofeedback enhances meta-awareness of mind-wandering," Neural Networks 158, 239-248, 2022, DOI: 10.1016/j.neunet.2022.11.024.
Sakai Y, Sakai Y, Abe Y, Narumoto J, Tanaka SC*. "Memory trace imbalance in reinforcement and punishment systems can reinforce implicit choices leading to obsessive-compulsive behavior," Cell Reports 40, 111275, 2022, DOI: 10.1016/j.celrep.2022.111275
(個体ー世界の相互作用ループの個体脳のモデル構築を目指し、個体脳モデルの検証のための学習課題を作成し、数理モデルに基づく解析を行った。具体的には、脳の学習モデルとして提唱されている強化学習モデルのパラメータの一つであるトーレス減衰係数を測定するための実験プロトコルと改良した強化学習モデルを用いて、トーレス減衰係数が正と負で非対称な場合、強迫症で見られるような不安を解消する繰り返し行動を学習することをシミュレーションと実データから明らかにした。またこの実験プロトコルから推定したパラメータは高い再現性があることを示した。これにより、高い再現性を持つ個体脳モデルの構築に成功した。またトレース減衰係数は、過去の状態・行動履歴においてどれぐらい過去まで遡って現在の予測誤差と関連づけるかを決めるパラメータであり、現在の予測誤差の正負で個人ごとに大きく異なることもわかった。このことは本領域のテーマの一つである法則化と物語化を繋ぐメカニズムの候補となり得ることを示唆している。)
Morishita T*, Sakai Y, Iida H, Yoshimura S, Fujioka S, Oda K, Tanaka SC, Abe H, "Precision Mapping of Thalamic Deep Brain Stimulation Lead Positions Associated with the Microlesion Effect in Tourette Syndrome," medRxiv, 2022.09.07.22279661.
雑誌論文(和文)
田中 沙織*, 酒井雄希, "意思決定の神経基盤解明のための行動課題の開発," 医学のあゆみ, vol.289, no.2, pp129-132, 2024.4.13
学会発表(国際)
OGISHIMA H, Tanaka SC, SHIMADA H, "Identification and classification of stress response type based on machine learning," The 33rd Annual Meeting of the Japanese Neural Network Society, 4 Sep. 2023
Sakai Y, Morishita T, Sakai Y, Tanaka SC. Chronic Deep Brain Stimulation Normalizes the Memory Trace Imbalance in Tourette Syndrome. The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, 3 Aug. 2023
Tanaka SC, "Toward the integration of data-driven and computational-based approaches using the large-scale neuro-behavioral database," The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, 3 Aug. 2023
学会発表(国内)
田中 沙織*, "精神疾患研究におけるデータ駆動型・モデル駆動型アプローチとその融合," 人間情報インタラクション研究部門シンポジウム 2023 ~脳の変化~, 2024年2月17日
佐野海士, 田中 沙織*, "質問紙を用いたリスク認知とリスクテイキングの関係性の探索," The 33rd Annual Meeting of the Japanese Neural Network Society, 2023年9月4日
田中 沙織*, "強迫症の数理モデルと実験的検証," NCNP脳病態数理・データ科学セミナー, 2023年7月21日
田中 沙織*, "ヒトの行動原理の理解のための数理的アプローチ," 計算生命科学の基礎9, 2023年1月11日
田中 沙織*, "精神疾患の数理モデル," 生理研研究会「第4回 力学系の視点からの脳・神経回路の理解」, 2022年12月2日
田中 沙織*, 行動経済学を考え直す -神経科学の立場から-, 行動経済学会第15回大会, 招待講演, 2021年12月12日
田中 沙織*, 脳・行動特徴の世代間伝達 ―思春期コホート親子データによる検証―, 日本発達神経科学会第10回学術集会, 招待講演, 2021年11月20日
市民アウトリーチ・共同創造活動
田中 沙織*, "行動を導く脳の数式," Neuro2022市民講座「脳科学の達人」, 2022.7.3
プレスリリース・報道発表
田中 沙織*, "強迫症の仕組み計算論で解明," 京都新聞, 2022.9.9
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
■中村 優子(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Nakamura Y, Yamasaki S, Okada N, Ando S, Nishida A, Kasai K, Koike S: Macronutrient intake is associated with intelligence and neural development in adolescents. Front Nutr 11: 1349738. 2024. DOI: 10.3389/fnut.2024.1349738
(本研究は、本領域のテーマである個体脳と世界の相互作用と関連しており、個体の知能指数の発達と食物環境の関連を検証した。思春期の児童(12-14歳)を対象に、縦断的な脳機能画像 (resting-state funnctional MRI, rs-fMRI)と食事記録、知能指数(Intelligence Quotient, IQ)を用い、三大栄養素(脂質、炭水化物、タンパク質)の摂取とIQに関わる神経発達の関連を明らかにした。本研究結果から、思春期における毎日の栄養摂取は知能の発達に関わる可能性が示唆された。)
Nakamura Y, Asano M: Developing and validating a Japanese version of the Weight Self-Stigma Questionnaire. Eat Weight Disord 28(1): 44 2023. DOI: 10.1007/s40519-023-01573-0.
(本研究は、本領域のテーマである個体脳と世界の相互作用と関連しており、個人の体型に対する社会心理的尺度を計測する質問紙を日本語に翻訳した。個人の体型に向けられる他人の反応を通して、個人が自己の体型に偏見を持つことを、「自己の体型に対する偏見(Weight Self-Stigma)」という。この偏見の程度を測る尺度として、Weight Self-Stigma Questionnaire (WSSQ)という質問紙があるが、日本語版が作成されていなかった。そこで、本研究ではWSSQの日本語版を作成し(WSSQ-J)、信頼性と妥当性を検証した。今後は、WSSQ-Jと脳機能計測を用い、個体脳と世界の関連を摂食行動の面で神経学的に検証する。)
学会発表(国際)
Nakamura Y: Weight bias internalization is associated with neural activation in the food-reward coding region. The 30th Annual Meeting of the Society for the Study of Ingestive Behavior July 14th, 2023.
(本研究は、本領域のテーマである個体脳と世界の相互作用と関連しており、個人の体型に対する社会心理的尺度(自己の体型に対する偏見(Weight Self-Stigma))と食物報酬に対する脳活動の関連を検証した。この結果から、自己の体型に強い偏見を持っている人ほど、食物報酬の価値や判断に関わる脳機能領域の活動が増強することが明らかになった。本研究から、自己の体型に対する偏見は食物報酬の情報処理に影響を及ぼす可能性が示唆された。)
■松井 彰彦(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Matsui, A., & Murakami, M. (2022). Deferred acceptance algorithm with retrade. Mathematical Social Sciences, 120, 50-65.
学会発表(国際)
Akihiko Matsui, “Did Personnel Systems Trigger the Breakout of a Vitamin Deficiency Disease?: A Case of 19-20 Century Japanese Military Forces2022,” High Tower Seminar, Emory University, 2022.
“The Israel-Japan Disability Studies International Seminar,” 主催:REDDY(松井彰彦研究室)、IDE-JETRO、イスラエル大使館、2022年12月15日.
書籍
松井彰彦・川島聡『障害者の自立と制度』放送大学、2024.
松井彰彦・塔島ひろみ『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』ヘウレーカ、2022.
主催シンポジウム(国際)
『障害の社会モデルと人権モデルの関係に関する研究会』、主催:法学と経済学の学際的アプローチ(川島聡研究室)、REDDY(松井彰彦研究室)、障害学会、2023年12月2日
“The Israel-Japan Disability Studies International Seminar,” 主催:REDDY(松井彰彦研究室)、IDE-JETRO、イスラエル大使館、2022年12月15日.
市民アウトリーチ・共同創造活動
『サステナブルな社会に向けた産学連携 みんなが変われば社会は変わる』、主催:株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、東京大学国際オープンイノベーション機構、2024年3月7日
「組織変革のためのダイバーシティ(OTD)普及協会」アニュアルカンファレンス、2023年5月15日
『公開討論~東大とジェンダー』、主催:五月祭常任委員会、2022年5月14日
プレスリリース・報道発表
東京大学大学院経済学研究科における寄付講座「医療・介護エコシステムの経済学」(アフラック生命保険株式会社)の開講、2024年3月28日
公募研究
■大黒 達也
雑誌論文(英文)
Daikoku, T., Kumagaya, S., Ayaya, S., & Nagai, Y. (2023). Non-autistic persons modulate their speech rhythm while talking to autistic individuals. Plos one, 18(9), e0285591, 2023. DOI: https://doi.org/10.1371/journal.pone.0285591
■横山 ちひろ
学会発表(国内)
横山ちひろ ニューロイメージングからみたサルとヒト 2022年度生理研研究会「多次元脳形態研究会」 2022年11月25日
横山ちひろ, 武田千穂, 川﨑章弘, 松本勇輝, 林 拓也, 橋彌和秀, 孟憲巍, 小林洋美, 八鍬聖, 井上-村山美穂 マカクザルのヒト視線方向に反応するコミュニケーション行動と遺伝子多型 第39回日本霊長類学会大会 2023年7月8日
八鍬聖, 横山ちひろ, 林拓也, 武田千穂, 川崎章弘, Alexander WEISS, 井上-村山美穂コモンマーモセットにおけるミエリン形成に関わる 遺伝子の多型とパーソナリティの関連 第39回日本霊長類学会大会 2023年7月8日
植松明子 横山ちひろ 川崎章広 武田千穂 石淵智子 林拓也 人工飼育はマーモセットの脳を未発達にする: 親による飼育の重要性 第7回ヒト脳イメージング研究会 2023年9月9日
岩松千佳, 上瑞樹, 横山ちひろ 社会的シグナルとしての顔形態―人工顔刺激を用いた実験 日本人間行動進化学会第16回大会 2023年12月2日
■渡邊 言也
雑誌論文(英文)
Noriya Watanabe, Shinichi Yoshida, Ruedeerat Keerativittayayut, Masaki Takeda. “Neural signatures of human psychological resilience driven by acute stress” bioRxiv 2024.03.24.586503, 2024; DOI: https://doi.org/10.1101/2024.03.24.586503
Noriya Watanabe, Kosuke Miyoshi, Koji Jimura, Daisuke Shimane, Ruedeerat Keerativittayayut, Kiyoshi Nakahara, and Masaki Takeda. “Multimodal deep neural decoding reveals highly resolved spatiotemporal profile of visual object representation in humans.” NeuroImage, 275, 120164, 2023 DOI: https://doi.org/10.1016/j.neuroimage.2023.120164
学会発表(国際)
Noriya Watanabe, Shinichi Yoshida, Ruedeerat Keerativittayayut, and Masaki Takeda “Spatiotemporal neural characteristics of human psychological resilience measured by simultaneous fMRI-EEG recordings.” Neuroscience 2023, Washington DC, USA, Nov. 2023
Noriya Watanabe, Kosuke Miyoshi, Koji Jimura, Ruedeerat Keerativittayayut, Kiyoshi Nakahara, Masaki Takeda. “Spatial profile of representation of visual categories revealed by fMRI deep neural decoding.” Organization for Human Brain Mapping, Glasgow, UK, Jun. 2022
学会発表(国内)
Noriya Watanabe, Ruedeerat Keerativittayayut, Kiyoshi Nakahara, Masaki Takeda. “Individual differences in psychological resilience are revealed by the dynamics of the resting-state functional network driven by an acute stress experience.” Neuro 2022 (第45回日本神経科学大会), 沖縄, 2022年6月
Masaki Takeda, Kosuke Miyoshi, Koji Jimura, Daisuke Shimane, Ruedeerat Keerativittayayut, Kiyoshi Nakahara, and Noriya Watanabe. “Deep neural decoding in fMRI reveals visual categorical representation in humans” Neuro 2022 (第45回日本神経科学大会), 沖縄, 2022年6月
【A02】
計画研究
■西田 淳志(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Narita Z, Ando S, Yamasaki S, Miyashita M, DeVylder J, Yamaguchi S, Hosozawa M, Nakanishi M, Hiraiwa-Hasegawa M, Furukawa TA, Kasai K, Nishida A: Association of problematic internet use with psychotic experiences and depression in adolescents: A cohort study. Schizophrenia Bulletin, sbae089, https://doi.org/10.1093/schbul/sbae089; Published: 02 June 2024.(個体精神-世界相互作用の思春期発達において、近年急速に若者に広まっているインターネットの使用が不適切であることが抑うつにつながる因果関係を証明した研究。東京近郊の自治体の住民基本台帳からランダム抽出した標本による縦断コホートでリアルワールド実証したもの。プレスリリース)
DeVylder J, Yamaguchi S, Hosozawa M, Yamasaki S, Ando S, Miyashita M, Endo K, Stanyon D, Usami S, Kanata S, Tanaka R, Minami R, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, *Nishida A: Adolescent Psychotic Experiences before and during the COVID-19 Pandemic: a Prospective Cohort Study. Journal of Child Psychology and Psychiatry, Epub 2023 Nov 13. DOI: 10.1111/jcpp.13907
*Hosozawa M, Ando S, Yamaguchi S, Yamasaki S, DeVylder J, Miyashita M, Endo K, Stanyon D, Knowles G, Nakanishi M, Usami S, Iso H, Furukawa TA, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Sex difference in adolescent depression trajectory before and into the second year of COVID-19 pandemic. Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry, 2024 May;63(5):539-548. Epub 2023 Oct 5. DOI: 10.1016/j.jaac.2023.08.016
(個体精神-世界相互作用の思春期発達において、コロナ禍で思春期世代のメンタルヘルスが増悪し、この影響は男子で顕著であることを示した研究。東京近郊の自治体の住民基本台帳からランダム抽出した標本による縦断コホートでリアルワールド実証したものであり、支援策に貴重な示唆を与える。プレスリリース)
*Narita Z, DeVylder J, Yamasaki S, Ando S, Endo K, Miyashita M, Yamaguchi S, Usami S, Stanyon D, Knowles G, Hiraiwa-Hasegawa M, Furukawa TA, Kasai K, Nishida A: Uncovering associations between gender nonconformity, psychosocial factors, and mental health in adolescents: a prospective birth cohort study. Psychological Medicine, 1-10. DOI: 10.1017/S0033291723002623
*Nakanishi M, Endo K, Yamasaki S, Stanyon D, Sullivan S, Yamaguchi S, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A, Miyashita M: Association between menopause and suicidal ideation in mothers of adolescents: a longitudinal study using data from a population-based cohort. Journal of Affective Disorders, 2023 Aug 16;340:529-534. DOI: 10.1016/j.jad.2023.08.055
*Nakanishi M, Stanyon D, Richards M, Yamasaki S, Ando S, Endo K, Hosozawa M, Miyashita M, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Informal Caregiving in Adolescents from 10 to 16 Years Old: A Longitudinal Study Using Data from the Tokyo Teen Cohort. International Journal of Environmental Research and Public Health, 2023 20(15) 6482. DOI: 10.3390/ijerph20156482
Tomita Y, Suzuki K, Yamasaki S, Toriumi K, Miyashita M, Ando S, Endo K, Yoshikawa A, Tabata K, Usami S, Hiraiwa-Hasegawa M, Itokawa M, Kawaji H, Kasai K, *Nishida A, *Arai M: Urinary exosomal microRNAs as predictive biomarkers for persistent psychotic-like experiences. Schizophrenia (Heidelb), 2023 Mar 11;9(1):14. DOI: 10.1038/s41537-023-00340-5
*DeVylder J, Yamasaki S, Ando S, Miyashita M, Endo K, Baba K, Niimura J, Nakajima N, Yamaguchi S, Stanyon D, Narita Z, Schiffman J, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K & Nishida A: Attributes of auditory hallucinations that are associated with self-harm: A prospective cohort study. Schizophrenia Research, 2023 Jan;251:30-36. Epub 2022 Dec 16. DOI: 10.1016/j.schres.2022.12.008
*DeVylder J, Anglin D, Munson MR, Nishida A, Oh H, Marsh J, Narita Z, Bareis N, Fedina L: Ethnoracial variation in risk for psychotic experiences. Schizophrenia Bulletin, 2023 Mar 15;49(2):385-396. DOI: 10.1093/schbul/sbac171
*Stanyon D, DeVylder J, Yamasaki S, Yamaguchi S, Ando S, Usami S, Endo K, Miyashita M, Kanata S, Morimoto Y, Hosozawa M, Baba K, Nakajima N, Niimura J, Nakanishi M, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Auditory hallucinations and self-injurious behavior in general population adolescents: modeling within-person effects in the Tokyo Teen Cohort. Schizophrenia Bulletin, 2023 Mar 15;49(2):329-338. DOI: 10.1093/schbul/sbac155
*Hosozawa M, Yamasaki S, Ando S, Endo K, Morimoto Y, Kanata S, Fujikawa S, Cable N, Iso H, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Lower help-seeking intentions mediate subsequent depressive symptoms among adolescents with high autistic traits: a population-based cohort study. Eur Child Adolesc Psychiatry, 2023 Apr;32(4):621-630. Epub 2021 Oct 25. DOI: 10.1007/s00787-021-01895-3
*Hosozawa M, Cable N, Yamasaki S, Ando S, Endo K, Usami S, Nakanishi M, Niimura J, Nakajima N, Baba K, Oikawa N, Stanyon D, Suzuki K, Miyashita M, Iso H, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Predictors of chronic loneliness during adolescence: A Population-based Cohort Study. Child and Adolescent Psychiatry and Mental Health, 2022 Dec 21;16(1):107. DOI: 10.1186/s13034-022-00545-z
Tabata K, Miyashita M, Yamasaki S, Toriumi K, Ando S, Suzuki K, Endo K, Morimoto Y, Tomita Y, Yamaguchi S, Usami S, Itokawa M, Hiraiwa-Hasegawa M, Takahashi H, Kasai K, *Nishida A, *Arai M: Hair zinc levels and psychosis risk among adolescents. Schizophrenia (Heidelb), (2022) 8:107. DOI: 10.1038/s41537-022-00307-y
*Ando S, Suzuki H, Matsukawa T, Usami S, Muramatsu H, Fukunaga T, Yokoyama K, Okazaki Y, Nishida A: Comparison of lithium levels between suicide and non-suicide fatalities:cross-sectional study. Translational Psychiatry, (2022) 12:466. DOI: 10.1038/s41398-022-02238-9
Suzuki K, Yamasaki S, Miyashita M, Ando S, Toriumi K, Yoshikawa A, Nakanishi M, Morimoto Y, Kanata S, Fujikawa S, Endo K, Koike S, Usami S, Itokawa M, Washizuka S, Hiraiwa-Hasegawa M, Meltzer HY, Kasai K, *Nishida A, Arai M: Role of advanced glycation end products in the longitudinal association between muscular strength and psychotic symptoms among adolescents. Schizophrenia (Heidelb), (2022) 8:44. DOI: 10.1038/s41537-022-00249-5
Niimura J, *Nakanishi M, Yamasaki S, Ando S, Kanata S, Fujikawa S, Morimoto Y, Endo K, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Maternal parenting stress from birth to 36 months, maternal depressive symptoms, and physical punishment to 10-year-old children: A population-based birth cohort study. Social Psychiatry and Psychiatric Epidemiology, 2022 Jul 5, 2022 Nov;57(11):2207-2215. Epub 2022 Jul 5. DOI: 10.1007/s00127-022-02319-6
Endo K, Stanyon D, Yamasaki S, Nakanishi M, Niimura J, Kanata S, Fujikawa S, Morimoto Y, Hosozawa M, Baba K, Oikawa N, Nakajima N, Suzuki K, Miyashita M, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, *Nishida A: Self-reported maternal parenting stress from 9m is longitudinally associated with child ADHD symptoms at age 12: findings from a population-based birth cohort study. Frontiers in Psychiatry, 2022 Apr 28;13:806669. eCollection 2022. DOI: 10.3389/fpsyt.2022.806669
*Nakanishi M, Yamasaki S, Ando S, Endo K, Richards M, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Neighborhood social cohesion and dementia-related stigma among mothers of adolescents in the pre- and current COVID-19 period: An observational study using population-based cohort data. Journal of Alzheimer's Disease, 88 (2) 493–502. DOI: 10.3233/JAD-220043
*Nakanishi M, Yamasaki S, Niimura J, Endo K, Nakajima N, Stanyon D, Baba K, Oikawa N, Hosozawa M, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Association between maternal perceived capacity in life and physical punishment of teenage children: a longitudinal analysis of a population-based cohort in Tokyo, Japan. BMJ Open, 2022 Mar 17;12(3):e058862. DOI: 10.1136/bmjopen-2021-058862
*DeVylder J, Endo K, Yamasaki S, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Migration and Psychotic Experiences in the Tokyo Teen Cohort. Journal of Migration and Health, 2022 Jan 16;5:100078. DOI: 10.1016/j.jmh.2022.100078
Endo K, *Yamasaki S, Nakanishi M, DeVylder J, Usami S, Morimoto Y, Stanyon D, Suzuki K, Miyashita M, Arai M, Fujikawa S, Kanata S, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Psychotic experiences predict subsequent loneliness among adolescents: a population-based birth cohort study. Schizophrenia Research, 2022 Jan;239:123-127. Epub 2021 Dec 4. DOI: 10.1016/j.schres.2021.11.031
Stanyon D, *Yamasaki S, Ando S, Endo K, Nakanishi M, Kiyono T, Hosozawa M, Kanata S, Fujikawa S, Morimoto Y, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: The Role of Bullying Victimization in the Pathway Between Autistic Traits and Psychotic Experiences in Adolescence: Data from the Tokyo Teen Cohort Study. Schizophrenia Research, 2022 Jan;239:111-115. Epub 2021 Dec 4. DOI: 10.1016/j.schres.2021.11.015
雑誌論文(和文)
西田淳志・安藤俊太郎・山崎修道・小池進介 (2022) 疫学研究:精神疾患の実態と機序を解明する観察研究 東京ティーンコホート 思春期出生コホートが目指す心の機能解明 【精神医学を基礎づける 疫学研究と臨床研究】 精神医学の基盤 6: 70-79.
安藤俊太郎・西田淳志・山崎修道・遠藤香織・小池進介・金田渉・藤川慎也・宮下光弘・岡田直大・長谷川眞理子・笠井清登 (2022) 東京ティーンコホート特集:わが国における大規模コホート疫学研究について 精神科 41: 553-559.
学会発表(国際)
Miyashita M, Yamasaki S, Ando S, DeVylder J, Endo K, Toriumi K, Suzuki K, Arai M, Nishida A (2023) Fingertip Advanced Glycation End Products and Trajectories of Psychotic Symptoms among Drug naïve Adolescents. 2023 Annual congress of Schizophrenia International Research Society. Toronto, Canada [2023/5/11-15](ポスター)
Yamasaki S, Stanyon D, Yamaguchi S, Endo K, Miyashita M, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A. (2023) Tokyo TEEN Cohort Study: An adolescent population-based birth cohort study in Tokyo. Epidemiological study on adolescent mental health. The 11th Congress of Asian Society for Child and Adolescent Psychiatry. Kyoto, Japan [2023/5/26].(シンポジウム・口頭)
Yamasaki S, Stanyon D, Yamaguchi S, Endo K, Miyashita M, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A. (2022) Adolescent mental health and nutrition: a population-based cohort study in Tokyo. Interactions between an individual and real world: research on nutrition. International Symposium of Human Behavioral Science for Subjectification. Tokyo, Japan.(シンポジウム・招待)[2022/12/7]
Yamasaki S, Stanyon D, Yamaguchi S, Endo K, Miyashita M, Ando S, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A. (2023) Prospective relationships between psychotic experiences and self-injurious behavior among adolescents: Findings from the Tokyo TEEN Cohort Study. Early Detection and Social Intervention for Psychosis and Suicide. 24th TMIMS International Symposium. Tokyo, Japan.(シンポジウム・招待)[2023/3/17]
Baba K, Yamasaki S, Niimura J, Nakajima N, Stanyon D, Miyashita M, Nishida A (2023) Psychosocial risk factors in pregnant adolescents and young adults (AYA): findings from a cohort of Japanese pregnant women. 26th East Asian Forum of Nursing Scholars. Tokyo, Japan. [2023/3/10-11](ポスター)
学会発表(国内)
田畑光一・宮下光弘・山崎修道・鳥海和也・安藤俊太郎・鈴木一浩・高橋英彦・笠井清登・糸川昌成・西田淳志・新井誠 (2022) 思春期における毛髪亜鉛濃度と精神病発症リスクの関連 第33回日本微量元素学会学術集会 兵庫 [2022/9/9]
田畑光一・宮下光弘・山崎修道・鳥海和也・安藤俊太郎・鈴木一浩・高橋英彦・笠井清登・糸川昌成・西田淳志・新井誠 (2022) 思春期における毛髪亜鉛濃度と精神病発症リスクの関連 第95回日本生化学会大会 愛知 [2022/11/11]
新村順子・中西三春・山崎修道・安藤俊太郎・金田渉・藤川慎也・森本裕子・遠藤香織・長谷川眞理子・笠井清登・西田淳志 (2022) 生後3年間の母親の育児ストレスと思春期児童への母親の体罰の縦断的関連:母子手帳記録を用いた長期予後予測 第25回日本精神保健・予防学会学術集会 京都 [2022/11/12]
山崎修道・宮下光弘・安藤俊太郎・鈴木一浩・鳥海和也・遠藤香織・長谷川眞理子・糸川昌成・笠井清登・西田淳志・新井誠 思春期における終末糖化産物とメンタルヘルス:出生コホート研究によるエビデンス.シンポジウム2S04a 生体内のグリケーションの役割と食品におけるメイラード反応の意義 第94回日本生化学会大会(Web開催)(シンポジウム)[2021/11/4]
山崎修道・西田淳志 社会環境と思春期精神保健 ~マイノリティ状況や住環境に着目した研究~.シンポジウム2 人間行動を思春期における世代間伝達と社会環境影響から考える 日本発達神経科学会第10回学術集会(Web開催)(シンポジウム・招待)[2021/11/20]
主催シンポジウム(国際)
2024年3月15日(金) A02/A03/B01/X00主催 東京都医学総合研究所
「Social Determinants of Mental Health, 2024」
2023年3月17日(金) A02主催 東京都医学総合研究所「Early Detection and Social Intervention for Psychosis and Suicide」
プレスリリース・報道発表
●プレスリリース:西田淳志:「思春期におけるインターネットの不適切使用が精神病症状および抑うつのリスクを高めることを確認」2024.6.10
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20240610-2.html
●プレスリリース:西田淳志:コロナ禍で思春期世代のメンタルヘルスが増悪
―この影響は男子で顕著、支援策の充実が求められる― 2023.11.22
https://www.igakuken.or.jp/topics/2023/1122.html
■村井 俊哉(研究分担者)
雑誌論文(英文)
*Yoshimura S, Shibata M, Kyuragi Y, Kobayashi K, Aki M, Murai T, Fujiwara H: The Japanese version of the Generalized Problematic Internet Use Scale 2 (GPIUS2): Psychometric evaluation and analysis of the theoretical model. PLoS One, 2022 Nov 28;17(11): e0273895. eCollection 2022. DOI: 10.1371/journal.pone.0273895.
■藤原広臨(村井 俊哉G研究協力者)
*Horváth Z, Nagy L, Koós M, Kraus SW, Demetrovics Z, Potenza MN, Ballester-Arnal R, Batthyány D, Bergeron S, Billieux J, Briken P, Burkauskas J, Cárdenas-López G, Carvalho J, Castro-Calvo J, Chen L, Ciocca G, Corazza O, Csako R, Fernandez DP, Fujiwara H, Fernandez EF, Fuss J, Gabrhelík R, Gewirtz-Meydan A, Gjoneska B, Gola M, Grubbs JB, Hashim HT, Islam MS, Ismail M, Jiménez-Martínez MC, Jurin T, Kalina O, Klein V, Költő A, Lee SK, Lewczuk K, Lin CY, Lochner C, López-Alvarado S, Lukavská K, Mayta-Tristán P, Miller DJ, Orosová O, Orosz G, Sungkyunkwan University’s research team, Ponce FP, Quintana GR, Quintero Garzola GC, Ramos-Diaz J, Rigaud K, Rousseau A, De Tubino Scanavino M, Schulmeyer MK, Sharan P, Shibata M, Shoib S, Sigre-Leirós V, Sniewski L, Spasovski O, Steibliene V, Stein DJ, Strizek J, Tsai MC, Ünsal BC, Vaillancourt-Morel MP, Van Hout MC, Bőthe B: Psychometric properties of the Alcohol Use Disorders Identification Test (AUDIT) across cross-cultural subgroups, genders, and sexual orientations: Findings from the International Sex Survey (ISS). Comprehensive Psychiatry, 127, 152427. DOI: 10.1016/j.comppsych.2023.152427
Lee CT, *Lin CY, Koós M, Nagy L, Kraus SW, Demetrovics Z, Potenza MN, Ballester-Arnal R, Batthyány D, Bergeron S, Billieux J, Burkauskas J, Cárdenas-López G, Carvalho J, Castro-Calvo J, Chen L, Ciocca G, Corazza O, Csako RI, Fernandez DP, Fernandez EF, Fujiwara H, Fuss J, Gabrhelík R, Gewirtz-Meydan A, Gjoneska B, Gola M, Grubbs JB, Hashim HT, Islam M S, Ismail M, Jiménez-Martínez M, Jurin T, Kalina O, Klein V, Költő A, Lee SK, Lewczuk K, Lochner C, López-Alvarado S, Lukavská K, Mayta-Tristán P, Milea I, Miller DJ, Orosová O, Orosz G, Sungkyunkwan University's Research Team, Ponce FP, Quintana GR, Quintero Garzola GC, Ramos-Diaz J, Rigaud K, Rousseau A, De Tubino Scanavino M, Schulmeyer MK, Sharan P, Shibata M, Shoib S, Sigre-Leirós V, Sniewski L, Spasovski O, Steibliene V, Stein DJ, Strizek J, Ünsal BC, Vaillancourt-Morel MP, Van Hout MC, Bőthe B: The eleven-item Alcohol, Smoking and Substance Involvement Screening Test (ASSIST-11): Cross-cultural psychometric evaluation across 42 countries. Journal of Psychiatric Research, 165, 16-27. DOI: 10.1016/j.jpsychires.2023.06.033
■永澤 美保(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Nagasawa M, Saito M, Hirasawa H, Mogi K, Kikusui T: Dogs showed lower parasympathetic activity during mutual gazing while owners did not. J Physiol Sci 73: 9, 2023. DOI:10.1186/s12576-023-00863-7
Koyasu H, Ogasawara S, Kikusui T, Nagasawa M*: Ownership of dogs and cats leads to higher levels of well-being and general trust through family involvement in late adolescence. Front Vet Sci 10: 1220265, 2023. DOI:10.3389/fvets.2023.1220265
Takagi S, Koyasu H, Hattori M, Nagasawa T, Maejima M, Nagasawa M, Kikusui T, Saito A: Effects of the COVID-19 pandemic on the behavioural tendencies of cats and dogs in Japan. Animals 13: 2217, 2023. DOI:10.3390/ani13132217
学会発表(国内)
Nagasawa M: Canine social cognition and behavior toward humans acquired through domestication. 日本生理学会第100回記念大会,2023年3月14日.
永澤美保:「社会的シグナルを介したイヌのスーパーセンシングの解明」のその前に.第166回日本獣医学会学術集会,2023年9月5日.
永澤美保: 人と犬の3 万5 千年の特別な関係 人と犬との絆形成メカニズム.第25回日本臨床獣医学フォーラム年次大会,2023年9月24日.招待講演.
Uemura M, Saitou Y, Hirasawa H, Nagasawa M: Do owners' attitudes toward animals influence their interactions with their dogs? 第83回日本動物心理学会大会,2023年10月8・9日.
子安 ひかり, 小笠原 さくら, 菊水 健史, 永澤 美保:思春期後期におけるペットの飼育は家族との関わりを介してWell-beingや一般的信頼を高める ーアンケートデータを用いた共分散構造分析よりー.第64回日本社会心理学会大会,2023年9月7日.
子安ひかり: イヌ・ネコのヒトとの視覚コミュニケーション.第49回日本神経内分泌学会学術集会,2023年10月27日.
Koyama K, Nagasawa M, Kikusui T: A long-term study of the influences of dog ownership on physio-emotional changes in owners and dogs.第82回日本動物心理学会大会,2022年10月15・16日.
Ogasawara S, Koyasu H, Nagasawa M, Kikusui T: The effect of the presence of dogs on family relationships and its correlation with adolescence's prosociality.第82回日本動物心理学会大会,2022年10月15・16日.
Hirayama H, Saito M, Nagasawa M, Kikusui T: Social functions of gaze between dogs and humans uwing heart rate variability analysis.第82回日本動物心理学会大会,2022年10月15・16日.
永澤美保:イヌはなぜヒトの「最良の友」になったのか. 第46回日本比較内分泌学会大会,2022年月日.招待講演.
市民アウトリーチ・共同創造活動
子安ひかり: ヒトに集まったネコたちとホルモン.第33回臨床内分泌代謝Update市民公開講座「ヒトとの共生を支えるホルモン イヌとネコ」,2023年11月4日.
公募研究
■安藤 俊太郎
雑誌論文(英文)
Nagaoka D, Uno A, Usami S, Tanaka R, Minami R, Sawai Y, Okuma A, Yamasaki S, Miyashita M, Nishida A, Kasai K, *Ando S: Identify adolescents' help-seeking intention on suicide through self- and caregiver's assessments of psychobehavioral problems: deep clustering of the Tokyo TEEN Cohort study. Lancet Regional Health-Western Pacific, 2023 Dec 13; 43:100979. eCollection 2024 Feb. DOI: 10.1016/j.lanwpc.2023.100979
(A02計画研究、A03計画研究との共同研究で、領域を代表する成果。個体-世界相互作用に対して、世代(親-子)関係の影響を解明した研究。Deep learning技術により、思春期のこころの発達のトラジェクトリーにおいて、主観的な生きづらさと親からみた評価が乖離している群の存在を世界で初めて示し、そうした思春期児童においては、自傷と希死念慮が高いということを明らかにした。学校における自殺予防施策に示唆を与えるものである)
Uno A, Nagaoka D, Usami S, Yamaguchi S, Minami R, Tanaka R, Sawai Y, Okuma A, Yamasaki S, Miyashita M, Nishida A, Kasai K, *Ando S: Suicidal Thoughts and Trajectories of Psychopathological and Behavioral Symptoms in Adolescence. JAMA Network Open, 2024 Jan 2; 7(1). DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2023.53166
雑誌論文(和文)
小池進介,岡田直大,安藤俊太郎,笠井清登:思春期コホートの階層性データベース構築. 生体の科学,2023 (74):1-6
学会発表(国際)
Nagaoka D, Tomoshige N, Ando S, Morita M, Kiyono T, Kanata S, Fujikawa S, Endo K, Yamasaki S, Fukuda M, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K.
Being Praised for Prosocial Behaviors Longitudinally Reduces Depressive Symptoms in Early Adolescents: A Population-Based Cohort Study.
The 11th Congress of The Asian Society for Child and Adolescent Psychiatry and Allied Professions.
Mariko Hosozawa, Shuntaro Ando.
Adolescent depression: the impact of the COVID-19 pandemic and help-seeking among vulnerable population.
The 11th Congress of The Asian Society for Child and Adolescent Psychiatry and Allied Professions.
Tanaka R, Ando S, Kiyono T, Minami R, Endo K, Miyashita M, Yamasaki S, Kanata S, Fujikawa S, Hiraiwa-Hasegawa M, Nishida A, Kasai K.
The longitudinal relationship between dissociative symptoms and self-harm in adolescents: a population-based cohort study.
23rd WPA World Congress of Psychiatry
プレスリリース・報道発表
自傷と希死念慮のリスクが高い「思春期児童」の特徴が判明、深層学習で. 2023年12月18日、QLifePro
自殺リスクが高い思春期児童を深層学習で同定. 2023年12月29日、大学ジャーナル
心の危機、気づける教室に. 2024年1月23日、日本経済新聞
If your teen is socially withdrawn, be on the lookout for more serious problems, study suggests. 2024年1月25日、CNN
思春期の身体不調、死を望むリスク要因に. 2024年2月8日、日本経済新聞
抱え込む子は自殺リスク高. 2024年2月14日、佐賀新聞
相談できぬ子「一番危険」. 2024年2月21日、東京新聞
ほか5紙以上
■岩見 真吾
雑誌論文(英文)
H. Park, R. Yoshimura, S. Iwanami, K. S. Kim, K. Ejima, N. Nakamura, K. Aihara, Y. Miyazaki, T. Umeyama, K. Miyazawa, T. Morita, K. Watashi, C. B. Brooke, R. Ke, *S. Iwami and *T. Miyazaki , Stratification of viral shedding patterns in saliva of COVID-19 patients, eLife, 13:RP96032 , 2024. DOI: 10.7554/elife.96032.1.
T. Nishiyama†, Y. Miyamatsu†, H. Park†, N. Nakamura, R. Yokokawa Shibata, *S. Iwami and *Y. Nagasaki. Modeling COVID-19 vaccine booster-elicited antibody response and impact of infection history, Vaccine, 41:7655-7662, 2023. († Equal contribution). DOI: 10.1016/j.vaccine.2023.11.040.
J. Sunagawa†, H. Park†, K. S. Kim†, R. Komorizono, S. Choi, L. Ramírez. Torres, J. Woo, Y. D. Jeong, W. S. Hart, R. N. Thompson, K. Aihara, *S. Iwami and *R. Yamaguchi. Isolation may select for earlier and higher peak viral load but shorter duration in SARS-CoV-2 evolution, Nature Communications, 14:7395, 2023. († Equal contribution) DOI: 10.1038/s41467-023-43043-2.
*W. S. Hart, H. Park, Y. D. Jeong, K. S. Kim, R. Yoshimura, R. N. Thompson† and S. Iwami†, Analysis of the risk and pre-emptive control of viral outbreaks accounting for within-host dynamics: SARS-CoV-2 as a case study, Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 120(41):e2305451120, 2023. († Equal contribution) DOI: 10.1073/pnas.2305451120.
■皆川 泰代
雑誌論文(英文)
Yamamoto E, Hirokawa M, Nunez E, Hakuno Y, Sekine K, Miyahara S, Suzuki K, Minagawa Y: Neural and physiological correlates of prosocial behavior: temporoparietal junction activity in 3-year-old children. Journal of Cognitive Neuroscience, in press.
雑誌論文(和文)
皆川泰代・星野英一・徐鳴鏑:「乳幼児期における音声の特異性、情動性、相互性―音声言語発達を促す動因―」小特集 ―ヒトと動物の音声の感情・情動伝達―. 日本音響学会誌, 79(1), 49-56.
【A03】
計画研究
■笠井 清登(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Takahashi Y, Sawai Y, Uno A, Tanaka M, Kanehara A, Morishima R, Kumakura Y, Sakamoto I, Yagishita S, Jinde S, Kasai K: Physical and Psychosocial Factors Associated with Fatigue in Individuals with 22q11.2 Deletion Syndrome. Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports. 07 June 2024.
https://doi.org/10.1002/pcn5.209
(本領域の若手の会のメンバーが中心となり、A03笠井・金原とB02柳下の助言により、重複障害を有する人における疲労という見えにくい主観体験が社会における生きづらさと関連していることを示した。この知見を現在A03北中、B01熊谷とともに、医療人類学、障害学的見地から、考察を深めている。)
Takasago M, Kunii N, Fujitani S, Ishishita Y, Tada M, Kirihara K, Komatsu M, Uka T, Shimada S, Nagata K, Kasai K, Saito N: Auditory prediction errors in sound frequency and duration generated different cortical activation patterns in the human brain: an ECoG study. Cereb Cortex 34(3), 2024. DOI: 10.1093/cercor/bhae072
*Okada N, Yahata N, Koshiyama D, Morita K, Sawada K, Kanata S, Fujikawa S, Sugimoto N, Toriyama R, Masaoka M, Koike S, Araki T, Kano Y, Endo K, Yamasaki S, Ando S, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Edden R, Sawa A, Kasai K: Longitudinal trajectories of anterior cingulate glutamate and subclinical psychotic experiences in early adolescence: The impact of bullying victimization. Molecular Psychiatry Online ahead of print, 2024. DOI: 10.1038/s41380-023-02382-8
(個体-世界相互作用に対するトラウマの影響を解明した研究で、A03計画研究の代表的成果。思春期の脳とこころの縦断的発達にいじめ被害が関与していることをpopulation-neuroscienceの手法にて世界で初めて解明。プレスリリースを行った。)
Fujitani S, Kunii N, Nagata K, Takasago M, Shimada S, Tada M, Kirihara K, Komatsu M, Uka T, Kasai K, Saito N: Auditory Prediction and Prediction Error Responses Evoked Through a Novel Cascade Roving Paradigm: A Human ECoG Study. Cerebral Cortex, Volume 34, Issue 2, bhad508, 2024. DOI: 10.1093/cercor/bhad508
Tada M, Kirihara K, Nagai T, Koike S, Araki T, Kasai K: Gamma-band harmonic responses for beta-band auditory steady-state response are intact in patients with early stage schizophrenia. Neuropsychopharm Rep 44(1):240-245, 2024 .DOI: 10.1002/npr2.12392
Morishima R, Kanehara A, Aizawa T, Okada N, Usui K, Noguchi H, Kasai K: Long-term trends and socio-demographic inequalities of emotional/behavioral problems and poor help-seeking in adolescents during the COVID-19. J Adolesc Health 74(3):537-544, 2024 DOI: 10.1016/j.jadohealth.2023.09.015.
*Tanaka R, Ando S, Kiyono T, Minami R, Endo K, Miyashita M, Yamasaki S, Kanata S, Fujikawa S, Hiraiwa-Hasegawa M, Nishida A, Kasai K: The longitudinal relationship between dissociative symptoms and self-harm in adolescents: A population-based cohort study. European Chtaild & Adolescent Psychiatry, 2023 Mar 8. DOI: 10.1007/s00787-023-02183-y
Okada N, Fukunaga M, Miura K, Nemoto K, Matsumoto J, Hashimoto N, Kiyota M, Morita K, Koshiyama D, Ohi K, Takahashi T, Koeda M, Yamamori H, Fujimoto M, Yasuda Y, Hasegawa N, Narita H, Yokoyama S, Mishima R, Kawashima T, Kobayashi Y, Sasabayashi D, Harada K, Yamamoto M, Hirano Y, Itahashi T, Nakataki M, Hashimoto RI, Tha KK, Koike S, Matsubara T, Okada G, van Erp TGM, Jahanshad N, Yoshimura R, Abe O, Onitsuka T, Watanabe Y, Matsuo K, Yamasue H, Okamoto Y, Suzuki M, Turner JA, Thompson PM, Ozaki N, Kasai K, Hashimoto R. Subcortical volumetric alterations in four major psychiatric disorders: a mega-analysis study of 5604 subjects and a volumetric data-driven approach for classification. Mol Psychiatry 28: 5206-5216, 2023. DOI: 10.1038/s41380-023-02141-9
Matsumoto J, Fukunaga M, Miura K, Nemoto K, Okada N, Hashimoto N, Morita K, Koshiyama D, Ohi K, Takahashi T, Koeda M, Yamamori H, Fujimoto M, Yasuda Y, Ito S, Yamazaki R, Hasegawa N, Narita H, Yokoyama S, Mishima R, Miyata J, Kobayashi Y, Sasabayashi D, Harada K, Yamamoto M, Hirano Y, Itahashi T, Nakataki M, Hashimoto RI, Tha KK, Koike S, Matsubara T, Okada G, Yoshimura R, Abe O, van Erp TGM, Turner JA, Jahanshad N, Thompson PM, Onitsuka T, Watanabe Y, Matsuo K, Yamasue H, Okamoto Y, Suzuki M, Ozaki N, Kasai K, Hashimoto R. Cerebral cortical structural alteration patterns across four major psychiatric disorders in 5549 individuals. Mol Psychiatry 28: 4915-4923, 2023. DOI: 10.1038/s41380-023-02224-7.
Yamaguchi S, Ando S, *Miyashita M, Usami S, Yamasaki S, Endo K, DeVylder J, Stanyon D, Baba K, Nakajima N, Niimura J, Nakanishi M, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K, Nishida A: Longitudinal relationships between help-seeking intentions and depressive symptoms in adolescents. Journal of Adolescent Health, 73: 1061-1067, 2023. DOI: 10.1016/j.jadohealth.2023.06.033
Usui K, Kirihara K, Araki T, Tada M, Koshiyama D, Fujioka M, Nishimura R, Ando S, Koike S, Sugiyama H, Shirakawa T, Toriyama R, Masaoka M, Fujikawa S, Endo K, Yamasaki S, Nishida A, *Kasai K: Longitudinal change in mismatch negativity (MMN) but not in gamma-band auditory steady-state response (ASSR) is associated with psychological difficulties in adolescence. Cerebral Cortex 33(22):11070-11079, 2023. DOI: 10.1093/cercor/bhad346
Watanabe R, Nakachi Y, Matsubara H, Ueda J, Ishii T, Ukai W, Hashimoto E, Kasai K, Simizu S, Kato T, Bundo M, Iwamoto K: Identification of epigenetically active L1 promoters in the human brain and their relationship with psychiatric disorders. Neuroscience Research 195:37-51, 2023. DOI: 10.1016/j.neures.2023.05.001
Nakamura Y, Ishida T, Tanaka SC, Mitsuyama Y, Yokoyama S, Shinzato H, Itai E, Okada G, Kobayashi Y, Kawashima T, Miyata J, Yoshihara Y, Takahashi H, Aoki R, Nakamura M, Ota H, Itahashi T, Morita S, Kawakami S, Abe O, Okada N, Kunimatsu A, Yamashita A, Yamashita O, Imamizu H, Morimoto J, Okamoto Y, Murai T, Hashimoto R, Kasai K, Kawato M, Koike S: Distinctive alterations in the mesocorticolimbic circuits in various psychiatric disorders. Psychiatry Clin Neurosci 77(6):345-354, 2023. DOI:10.1111/pcn.13542
Tanaka M, Kanehara A, Morishima R, Kumakura Y, Okouchi N, Nakajima N, Hamada J, Ogawa T, Tamune H, Nakahara M, Jinde S, Kano Y, Kasai K: Educational challenges for 22q11.2 deletion syndrome in Japan: Findings from a mixed methods survey. Journal of Applied Research in Intellectual Disabilities. 36: 558-570, 2023. DOI: 10.1111/jar.13079
(A03笠井と金原の共同で、重複障害を有する人における学校教育課程の見えにくいディスアビリティ・非包摂状況を明らかにした。この知見を現在A03北中、B01熊谷とともに、医療人類学、障害学的見地から、考察を深めている。)
Sone M, Koshiyama D, Zhu Y, Maikusa N, Okada N, Abe O, Yamasue H, Kasai K, Koike S: Structural brain abnormalities in schizophrenia patients with a history and presence of auditory verbal hallucination. Translational Psychiatry 12(1):511, 2022. DOI: 10.1038/s41398-022-02282-5
Kirihara K, Fujioka M, Suga M, Kondo S, Ichihashi K, Koshiyama D, Morita K, Ikegame T, Tada M, Araki T, Jinde S, Taniguchi K, Hosokawa T, Sugishita K, Dogan S, Marumo K, Itokawa M, Kasai K: Betaine supplementation improves positive symptoms in schizophrenia. Schizophr Res 250:120-122, 2022. DOI: 10.1016/j.schres.2022.11.009
Usui K, Kirihara K, Tada M, Fujioka M, Koshiyama D, Tani M, Tsuchiya M, Morita S, Kawakami S, Kanehara A, Morita K, Satomura Y, Koike S, Suga M, Araki T, Kasai K: The association between clinical symptoms and later subjective quality of life in individuals with ultra-high risk for psychosis and recent-onset psychotic disorder: A longitudinal investigation. Psychiatry Clin Neurosci 76(11):552-559, 2022. DOI:10.1111/pcn.13359
Morishima R, Koike H, Kanehara A, Usui K, Okada N, Ando S, Kasai K: Implementation of online classes during national school closure due to COVID-19 and mental health symptoms of adolescents: A cross-sectional survey of 5000 students. Psychiatry Clin Neurosci Rep 1(2): e17, 2022. DOI: 10.1002/pcn5.17
Zhu Y, Nakatani H, Yassin W, Maikusa N, Okada N, Kunimatsu A, Abe O, Kuwabara H, Yamasue H, Kasai K, Okanoya K, Koike S. Application of a Machine Learning Algorithm for Structural Brain Images in Chronic Schizophrenia to Earlier Clinical Stages of Psychosis and Autism Spectrum Disorder: A Multiprotocol Imaging Dataset Study. Schizophr Bull 48(3):563-574, 2022. DOI: 10.1093/schbul/sbac030.
*Kiyono T, Ando S, Morishima R, Fujikawa S, Kanata S, Morimoto Y, Endo K, Yamasaki S, Hiraiwa-Hasegawa M, Nishida A, Kasai K: Sex-Based Differences in the Longitudinal Association between Autistic Traits and Positive Psychotic Experiences in Adolescents: A Population-Based Cohort Study. Schizophrenia Research, 2022 Jun 10;246:1-6. Epub 2022 Jun 10. DOI: 10.1016/j.schres.2022.05.027
Nagaoka D, Tomoshige N, *Ando S, Morita M, Kiyono T, Kanata S, Fujikawa S, Endo K, Yamasaki S, Fukuda M, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K: Being praised for prosocial behaviors longitudinally reduces depressive symptoms in early adolescents: A population-based cohort study. Frontiers in Psychiatry, 2022 May 17;13:865907. eCollection 2022. DOI: 10.3389/fpsyt.2022.865907
*Yagi T, Ando S, Usami S, Yamasaki S, Morita M, Kiyono T, Hayashi N, Endo K, Iijima Y, Morimoto Y, Kanata S, Fujikawa S, Koike S, Kano Y, Hiraiwa-Hasegawa M, Nishida A, Kasai K: Longitudinal bidirectional relationships between maternal depressive/anxious symptoms and children’s tic frequency in early adolescence. Frontiers in Psychiatry, 2021 Nov 24;12:767571. eCollection 2021. DOI: 10.3389/fpsyt.2021.767571
*Okada N, Yamamoto Y, Yahata N, Morita S, Koshiyama D, Morita K, Sawada K, Kanata S, Fujikawa S, Sugimoto N, Toriyama R, Masaoka M, Koike S, Araki T, Kano Y, Endo K, Yamasaki S, Ando S, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Yokoyama C, Kasai K: Birth order and prosociality in the early adolescent brain. Scientific Reports, 2021 Nov 8;11(1):21806. DOI: 10.1038/s41598-021-01146-0
(個体-世界相互作用に対する世代(親-子)関係の影響を解明した研究。きょうだいの生まれ順により、世界との相互作用様式が異なり、その脳基盤を解明した)
雑誌論文(和文)
江口聡・里村嘉弘・山崎修道・市川絵梨子・夏堀龍暢・管心・清水希実子・石橋綾・矢島明佳・東山美恵・株本麻美・竹下保稔・金原明子・神出誠一郎・笠井清登 (2023) 統合失調症患者を対象としたメタ認知トレーニング効果の予備的検討.精神科治療学 38: 1463-1470.
宇野晃人, 田中美歩, 高橋優輔, 澤井大和, 熊倉陽介, 森島遼, 中島直美, 金原明子, 濱田純子, 小川知子, 田宗秀隆, 柳下祥, 池亀天平, 榊原英輔, 金生由紀子, 神出誠一郎, 笠井清登:22q11.2欠失症候群のある人と家族が抱える福祉制度に関する困難とニーズ―混合研究法によるアンケート回答解析― 精神神経学雑誌 125: 486-497, 2023 https://doi.org/10.57369/pnj.23-069
榊原英輔、金原明子、山路陽子、矢野健一、松岡潤、川上慎太郎、森田正哉、清野知樹、浅井竜朗、木内拓、庄司瑛武、近藤伸介、笠井清登:気分障害を対象としたリカバリー支援プログラムの予後調査研究―臨床的リカバリーとパーソナルリカバリーの関係.臨床精神医学 52: 199-206, 2023.
大河内範子、熊倉陽介、濱田純子、田中美歩、中島直美、森島遼、中原睦美、笠井清登:重複障害を抱える染色体起因性疾患児の母親が学校教育において体験する困難.心理臨床学研究(0289-1921)40巻6号 Page533-539(2023.02).2023.
臼井香、長谷川智恵、市橋香代、森田健太郎、金生由紀子、金原明子、大路友惇、里村嘉弘、山口創生、笠井清登、多田真理子:精神的不調を抱えるAYA世代に対するリカバリー志向型早期支援プログラムの開発.ブリーフサイコセラピー研究 31(2): 37-48、2023.https://doi.org/10.20748/jabp.31.2_37
中原睦美、多田真理子、臼井香、長谷川智恵、森田健太郎、笠井清登:母親の語りからみた精神病未治療期間(DUP)をめぐる葛藤とその支援.心理臨床学研究 40: 403-414, 2022.
学会発表(国際)
Nagaoka D, Tomoshige N, Ando S, Morita M, Kiyono T, Kanata S, Fujikawa S, Endo K, Yamasaki S, Fukuda M, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K (2023) Being Praised for Prosocial Behaviors Longitudinally Reduces Depressive Symptoms in Early Adolescents: A Population-Based Cohort Study. 31st European Congress of Psychiatry. Paris, France. [2023/3/27] (ポスター)
Ando S, Nishida A, Yamasaki S, Endo K, Hiraiwa-Hasegawa M, Kasai K. (2023) Tokyo Teen Cohort study: a prospective cohort study on general population of adolescents. 31st European Congress of Psychiatry. Paris, France. [2023/3/27](ポスター)
Kasai K: Mismatch negativity: a translatable brain marker to understand psychosis. The 9th Mismatch Negativity Conference, September 21, 2022, Fukushima, Japan. [Invited lecture]
Morishima R, Koike H, Kanehara S, Usui K, Okada N, Ando S, Kasai K: School Closures due to COVID-19 and Mental Health Symptoms after School Reopening in Japan. 8th BESETO International Psychiatry Conference, Beijing, China (online). November 12, 2021. [poster]
Tanaka M, Kanehara A, Morishima R, Kumakura Y, Okouchi N, Nakajima N, Hamada J, Ogawa T, Tamune H, Nakahara M, Jinde S, Kano Y, Kasai K: Developmental changes in educational challenges at schools for children and adolescents with 22q11.2 deletion syndrome. 8th BESETO International Psychiatry Conference, Beijing, China (online). November 12, 2021. [poster]
学会発表(国内)
笠井清登:統合失調症の脳病態について、わかったこと、わかっていないこと.第28回情動・社会行動と精神医学研究会、京都、2023年12月8日.特別講演
田中美歩、熊倉陽介、池亀天平、榊原英輔、小川知子、金原明子、宇野晃人、澤井大和、高橋優輔、柳下祥、金生由紀子、神出誠一郎、笠井清登:22q11.2欠失症候群メンタルヘルス専門外来における受診動機に関するカルテ調査.第36回日本総合病院精神医学会総会、仙台、2023年11月17日.一般演題
笠井清登:統合失調症の理解と支援のこれまでとこれから.第63回中国・四国精神神経学会/第46回中国・四国精神保健学会、岡山、2023年11月11日.特別講演
笠井清登:統合失調症の基本障害・基本病態という問い.第42回日本精神科診断学会、富山、2023年9月22日.シンポジウム3「統合失調症の基本障害・基本病態は何か、それを診断にどう生かすか」演者
澤井大和、宇野晃人、高橋優輔、田中美歩、金原明子、熊倉陽介、柳下祥、神出誠一郎、笠井清登:22q11.2欠失症候群の重複障害の解析:療育手帳の有無に伴う医療的困難・ニーズ.第119回日本精神神経学会、横浜、2023年6月23日.一般演題(口演)
笠井清登:統合失調症:これまでの概念・疫学・病態とこれからの共同創造・社会モデル・理解.第 17 回山口県脳とこころの研究会、山口、2023年4月22日.特別講演
笠井清登:統合失調症の脳病態解明の到達点・未達成点-取り組むべきこと.熊本大学医学部精神科セミナー、熊本、2023年3月2日.講師
森島遼、小池春奈、金原明子、臼井香、岡田直大、安藤俊太郎、笠井清登:新型コロナウイルス感染症対策としての全国一斉臨時休校期間中のオンライン授業実施と思春期メンタルヘルス:5000名の中学生・高校生対象の横断調査.第25回日本精神保健・予防学会学術集会、京都、2022年11月12日.一般演題
笠井清登:「統合失調症の病態解明研究」の目的と方法の再設定.BPCNPNPPP4学会合同年会、東京、2022年11月18日~12月16日(オンデマンド).教育講演「統合失調症の病態解明研究」の目的と方法の再設定
笠井清登:社会神経科学の社会論的転回.2022年度生理研研究会 第12回社会神経科学研究会「社会神経科学研究の今後の展開に向けて」オンライン、2022年10月27日.
笠井清登:精神と行動の科学.第46回群馬精神医学会生涯教育研修会、群馬大学、2022年10月8日.講演
笠井清登:人生行動科学としての思春期学.第41回日本思春期学会総会・学術集会、つくば国際会議場+オンライン開催、2022年8月21日.教育講演
笠井清登:ヒト・精神疾患脳関連データベースの展望.脳関連データベース機関連携キックオフシンポジウム、2022年7月27日.オンライン
笠井清登:思春期青年期に対する、価値ということに自覚的になるケア(values-informed care).日本思春期青年期精神医学会第34回大会、東京、2022年7月9日.特別講演
笠井清登:精神科専攻医が力動精神医学・精神分析的精神医学をどう学ぶか?.第118回日本精神神経学会学術総会、福岡+オンライン開催、2022年6月17日.シンポジウム 70(指定発言)
笠井清登:当事者視線から、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」を考える.第118回日本精神神経学会学術総会、福岡+オンライン開催、2022年6月17日.委員会シンポジウム 18(精神医学・精神医療に関するパラダイムシフト調査斑)(指定発言)
山口創生、小川亮、安藤俊太郎、松長麻美、小塩靖崇、近藤伸介、市橋香代、藤井千代、笠井清登:医学生に対するアンチ・スティグマ介入の効果:日本サイトの結果から.第118回日本精神神経学会学術総会、福岡+オンライン開催、2022年6月16日.シンポジウム 19
金原明子、佐々木理恵、濱田純子、熊倉陽介、森田健太郎、神出誠一郎、近藤伸介、宮本有紀、熊谷晋一郎、里村嘉弘、笠井清登:東京大学・価値に基づく支援者育成(TICPOC)における支援理念・手法の創出と地域・社会への展開.第118回日本精神神経学会学術総会、福岡+オンライン開催、2022年6月16日.シンポジウム8
笠井清登:新時代の要請に応える支援理念や手法の創出と地域・社会への展開:課題解決型高度医療人材養成プログラム.第118回日本精神神経学会学術総会、福岡+オンライン開催、2022年6月16日.シンポジウム 8(司会、コーディネーター)
笠井清登:統合失調症 〜その新しい理解と⽀援〜.熊本大学医学部、オンライン、2022年2月21日.講義
澤井大和、宇野晃人、高橋優輔、柳下祥、笠井清登:精神疾患の男女別発症率の経時変化と、都市化との相関の解析.第24回日本精神保健・予防学会、オンライン、2021年11月27日.e-ポスター
書籍
笠井清登、榎本和生(編集):大規模データ・AIが切り拓く脳神経科学、実験医学増刊vol42-No.7、羊土社、2024.5.
主催シンポジウム(国内)
日本発達神経科学会 第10回学術集会 シンポジウム主催「人間行動を思春期における世代間伝達と社会環境影響から考える」(座長:笠井清登;発表:山﨑修道、田中沙織、柳下祥)
市民アウトリーチ・共同創造活動
笠井清登:22q11.2欠失症候群のある人とその家族の心理社会的支援について.埼玉県立小児医療センター22q11.2欠失症候群集団外来、オンライン、2022年9月16日.講演
プレスリリース・報道発表
●報道発表:笠井清登「引きこもり症状の持続と身体不調の増加は思春期の希死念慮リスクと関係」
https://ircn.jp/pressrelease/20240126_kiyoto_kasai
CNN
https://www.cnn.com/2024/01/25/health/teen-suicide-risk-socially-withdrawn-wellness/index.html
日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202401/582971.html
日経電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC249JZ0U4A120C2000000/
●プレスリリース:笠井清登「思春期の脳とこころの不調の予防にいじめの防止が重要」2024.1.23
https://ircn.jp/pressrelease/20240124_naohiro_okada
●報道発表:笠井清登:日本経済新聞、20240123
「子どもの自殺予防と教育」長岡大樹、安藤俊太郎、笠井清登ら
https://ircn.jp/pressrelease/20231214_kiyoto_kasai
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1307080
●プレスリリース:笠井清登:思春期における心理的困難さと脳の発達との関連を解明.2023.10.10
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20231010.html
●報道発表:笠井清登:読売新聞, 2023.8.6.
「MRI50年 脳の解明へ進化」
●プレスリリース:笠井清登:脳体積による精神疾患の新たな分類を提案 認知・社会機能と関連 精神疾患の新規診断法開発への発展に期待2023.8.4
https://ircn.jp/pressrelease/20230804_naohiro_okada
●報道発表:笠井清登:「情報偏食 ゆがむ認知」2023/03/28 読売新聞朝刊1面
●報道発表:金原明子・笠井清登:家族のケアを担う子ども・若者の実態把握へ~英国ヤングケアラー尺度の日本版作成と中高生5,000名へのヤングケアラー存在率調査結果. 2022/09/21
メディカルトリビューン 9月30日https://medical-tribune.co.jp/news/2022/0930547476/index.html?_login=1#_login
大学ジャーナルONLINE 9月26日
https://univ-journal.jp/185170/
QLifePro 医療ニュース 9月29日
http://www.qlifepro.com/news/20220929/ycs-j-paper-appendix-1.html
●報道発表:笠井清登:「子どもの8人に1人が医療サービスを必要とし、親もストレスを抱えやすい」2021/10/13
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20211013.html
日本経済新聞 10月13日
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP619489_T11C21A0000000/
QLife Pro 医療NEWS 10月14日
http://www.qlifepro.com/news/20211014/cshcn.html
神戸新聞 2021年12月26日
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
WINDI Lab https://windilab.net(A03計画研究笠井の、生物学的精神医学の社会モデル的転回のコンセプトを紹介)
サポティーン https://supporteen.jp(A03計画研究で得られたヤングケアラーなど思春期の支援に関する研究成果や教育的コンテンツなど、思春期の生徒自身や学校教員に役立つ情報を収載)
■北中 淳子(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Ayaya, S. & J. Kitanaka, Tojisha-Kenkyu: Japan's Radical Alternative to Psychiatric Diagnosis. AEON, 12 June 2023. https://aeon.co/essays/japans-radical-alternative-to-psychiatric-diagnosis
雑誌論文(和文)
北中淳子 脳神経科学的共感(neurobiological empathy)の可能性に向けて : 認知症臨床の医療人類学. 精神療法 50(2)=261:170-175, 2024.
北中淳子 特別講演 生きづらさの根源を医療人類学で解明する. 心と社会54(2): 11-29, 2023
北中淳子 精神医学の危機と回復 : 医療人類学からみた中井久夫. 現代思想 50(15)(臨増): 191-198, 2022.
北中淳子 主観性のテクノロジーとしての精神医学 : 医療人類学的視点. 精神神経学雑誌124(9): 637-644, 2022.
北中淳子 温故知新 仕事のストレスとうつ病の歴史. Depression Journal 10(1):26-27, 2022
北中淳子 温故知新 うつの精神療法. Depression Journal 10(2):22-23, 2022
狩野祐人・北中淳子. 当事者視点の精神医学知 : 医療人類学的考察. 臨床精神医学50(9): 963-968, 2021.
学会発表(国際)
UNESCO, Harvard, Chicago, Princeton, Edinburgh, McGill, Copenhagen U., Polish Academy of Science 等での招聘講演を行った
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Dementia as a Basis for Neurodiversity in Japan. Culture and the Mind: Voices, Sites and Practices, University of Copenhagen, Denmark. Danish National Library. May 16, 2024.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Different Shades of Empathy: Approaching Dementia via Social Neurology in Japan. Department of Comparative Human Development. University of Chicago, February 8, 2024.
Kitanaka, J. Introduction to the Social Studies of Medicine Writing and Publishing Workshop, The University of Chicago Hong Kong, January 18, 2023.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. The Prevention Hype in Japan. Plan 75 - Imagining a Dystopian Future in Aging Japan | Global Japan Lab, Princeton University, December 8, 2023, Online.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. New Healthism in Japan, S&T in Asia, Harvard University, December 5, 2023 , Online.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Talking about the Brain Through the Tojisha Perspective: Dementia Medicine in Japan. The 20th International Congress of the Pacific Rim College of Psychiatrists. Malaysia, October 14, 2023, Online.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Towards Neurobiological Empathy: The Rise of Dementia Tojisha Movement in Japan. Roundtable B: Planetary Health Humanities, CIPSH INTERNATIONAL CONFERENCE Humanities in the Global and Digital Age The role of Humanities research traditions and interactions in contemporary society, Tokyo, August 23, 2023.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. New Healthism in Japan. Asiatic Society of Japan, June 19, 2023, Online..
Kitanaka, J, , Kushihara,K, Hino,H., Hasuzawa, S., Kano, Y. & Towhata, K. Mental Health on Campus in Japan: Preliminary Findings from Interviews with College Counselors, Psychological Anthropology Association Annual Meeting, April 29, 2023, Online.
(Invited commentator) Kitanaka, J. Mindscapes, Wellcome Trust, April 25, 2023, National Institute of Mental Health and Neurosciences, Bangalore, India, April 25, 2023.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Against New Healthism: The Rise of Tojisha Movement and the Debates around the Prevention of Dementia in Japan. The Division of Social and Transcultural Psychiatry & the Culture, Mind, and Brain Speaker Series, Department of Psychiatry, McGill University, March 16, 2023.
(Invited speaker) Kitanaka, J. Towards Global Social Medicine: A Medical Anthropological Approach to Depression, Polish Academy of Science, October 25, 2022, Online.
(Invited speaker) Kitanaka, J. Rethinking Global Mental Health: Towards Neurobiological Empathy. The Edinburgh Centre for Medical Anthropology, June 9, 2022, Online.
(Invited speaker) Kitanaka, J. Commentary on Living Worth. The Edinburgh Centre for Medical Anthropology, The University of Edinburgh, June 9, 2022, Online.
Kitanaka, J. Limits of Empathy: Dementia Tojisha Movement in Japan, American Anthropological Association Annual Meeting, November 21, 2021, Online.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Medial Anthropological Reflections on Depression: The Rise of Preventive Psychiatry, Hokkaido University Modern Japanese Studies Guest Lecture Series, December 17, 2021, Online.
(Invited Speaker) Kitanaka, J. Towards Global Social Medicine: A Medical Anthropological Approach to Depression. 中日文化交流系列讲座. 2021年9月22日, Online.
学会発表(国内)
(招聘) 北中淳子 共感の技としての精神医療. 順天堂大学医療看護学部 第20回医療看護研究会, 2024年3月8日.
(招聘)北中淳子 精神医学における”共感”とは:うつ病と認知症の医療人類学. 高知県精神科医会学術講演会, 2024年3月6日.
(招聘)北中淳子 ゲノムから精神療法へ:黒木先生の不思議さ. 黒木俊秀先生退官記念講演会, 博多, 2024年2月17日.
(招聘)北中淳子 脳神経化学的共感にむけて:認知症の医療人類学. 国立民族博物館「被傷性の人類学」. 博多, 2023年12月2日.
(招聘)北中淳子 ストレスの病?:うつの医療人類学. シンポジウム1: うつ病と「ストレス伝統」をめぐる150年史. 精神医学史学会. 東京, 2023年11月11日.
(招聘)北中淳子 データとしての自己. パネル:情報共創において求められる理念. 医療政策機構グローバル賢人会議 情報共創時代の健康・医療情報のあり方, 東京, 2023年10月25日.
(招聘)北中淳子 学術会議公開シンポジウム「こころの病」の脳科学. 指定討論. 東京, 2023年8月22日.
(招聘)北中淳子 ストレスの歴史と文化:医療人類学的視点. 第18回人類学関連学会協議会(CARA)五学会合同シンポジウム・テーマ「ストレスを考える」. 博多, 2023年6月18日.
(招聘)北中淳子 うつと文化:回復の意味を考える. リワーク研究会. 千葉. 2023年5月27日.
(招聘)北中淳子 うつと文化. Time for United Action on Depression Web Forum. 2023年3月7日
(招聘)北中淳子 脳還元主義と「自分らしさ」喪失論争:医療人類学的視点. 神経科学領域の倫理的課題. 日本学術会議基礎医学委員会 神経科学分科会アディクション分科会 臨床医学委員会脳とこころ分科会 移植・再生医療分科会, 2022年8月27日, online.
(招聘)北中淳子 メンタルヘルスの医療人類学. 東大医学部統合講義. 東京大学医学部(本郷), 2022年8月25日.
(招聘)北中淳子 生きづらさを精神医学的に振り返ること:医療人類学的視点 財団法人こころのバリアフリー研究会総会. 2022年6月4日, Online.
(招聘)北中淳子 日本のメンタルヘルス問題の現状. マインドスケープス東京(Mindscapes Tokyo), 2022年5月13日, Online.
(招聘)北中淳子 メンタルヘルスの医療人類学. Wellcome財団ミーティング. 2022年4月5日, Online.
(招聘)北中淳子 精神科医療における倫理について:医療人類学的視点. 第 64 回医学系大学倫理委員会連絡会議 九州大学医学部百年講堂および Web(Zoom)による開催, 2021年12月24日, Online.
(招聘)北中淳子 臨床家の共感と自省性:医療人類学的探究. 第11回都医学研シンポジウム 病いは物語である. 東京都医学研究所. 2021年8月18日, Online.
書籍
기타나카 준코(翻訳:제소 희・주현・문우종・監修:이현 정)우울증은 어떻게 병이 되었나: 일 본에서의 우울증의 탄생 (はじめに) (Kitanaka, J. Depression in Japan, Princeton University Press, 2012 の韓国語版序章) 사월의 책 2023 年 6 月 30 日
北中淳子 6章 認知症と社会 認知症の医療人類学:希望の再構築に向けて. 池田学編《講座 精神疾患の臨床》神経認知障害群. 中山書店, 495-503, 2023. (4521748252)
北中淳子・村井俊哉・東畑開人[司会]「[座談会1]こころの支援と価値―多元主義の中心で治療を語る」笠井清登 責任編集ほか『こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造』金剛出版, 85-101, 2023.
北中淳子「文化と統合失調症:医療人類学的視点」古茶大樹、糸川昌成、村井俊哉編『統合失調症という問い : 脳と心と文化』日本評論社, 49-61, 2022. 978-4-535-98518-6
主催シンポジウム(国際)
医療と人文社会科学の架橋に向けて37:ハーバード大学栗山茂久先生講演会, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2024年5月29日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて36:Li Zhang先生・Alexandre White先生講演会, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2024年6月12日.
Social Studies of Medicine in Asia. Social Studies of Medicine Writing and Publishing Workshop. With Zhiying Ma. The University of Chicago Hong Kong campus. January 18-20, 2024.
医療と人文社会科学の架橋に向けて34:ジェレミー・グリーン先生ワークショップ, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2024年1月16日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて31:歴史・人類学・アートを通じた健康と病いの探究(The 31st Keio Symposium on Bridging Humanities, Social Sciences and Medicine: Exploring Health and Illness through History, Anthropology, and Art), 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2023年5月25日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて30:『若者のメンタルヘルスの人類学:国際比較』(The 30th Keio Symposium on Bridging Humanities, Social Sciences and Medicine: Youth Mental Health in International Perspectives), 慶應義塾大学三田哲学会, 慶應義塾大学医療人類学研究会(共催), 東京, 2023年2月26日.
Decolonizing Mental Health in Asia. December 20, 2022, Hybrid (Tokyo University and zoom).
医療と人文社会科学の架橋に向けて 25:地域医療の社会科学 II(The 25th Keio Symposium on Bridging Humanities, Social Sciences and Medicine:Social Scientific Approaches to Community Medicine II), 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2022年3月5日, 3月6日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて 24:Stefan Ecks先生講演, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2022年1月20日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて23: レジリエンスの人類学 (The 23rd Keio Symposium on Bridging Humanities, Social Sciences and Medicine: Anthropological approaches to Resilience), 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2021年12月1日, 12月2日.
主催シンポジウム(国内)
医療と人文社会科学の架橋に向けて33:『ふつうの相談』『フーコーと精神医学』合評会, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2023年12月16日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて32:若者のメンタルヘルスの国際比較, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2023年9月9日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて29: 「当事者運動の最前線」, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2022年11月17日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて28: 「医学教育における人類学の役割と可能性」, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2022年10月20日.
医療と人文社会科学の架橋に向けて27:『メンタルクリニックの社会学』, 慶應義塾大学医療人類学研究会, 東京, 2022年10月22日.
市民アウトリーチ・共同創造活動
(招聘)北中淳子 「生きづらさ」について考えてみる:うつ病・認知症の医療人類学. 富山県精神科病院協会】6月13日県民こころの日講演会. 富山県民会館. 2024年6月13日.
(招聘)北中淳子 生きづらさの根源を医療人類学で解明する. 第37回日本精神保健会議 有楽町朝日ホール 2023年3月4日
(招聘)北中淳子 脳神経科学的共感に向けて:医療人類学的視点. 地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング. 森美術館. 2022年7月1日.
(招聘)北中淳子 医療人類学的視点から 日経認知症シンポジウム:COVD-19x認知症ー私たちの社会が抱える変化と課題 ホテル雅叙園 東京. 2021年10月20日
■狩野 祐人(北中淳子・研究協力者)
雑誌論文(和文)
狩野祐人:当事者発信と科学研究:自閉症論の領域を中心として. 精神看護 27(1): 7-11. 2023.
狩野祐人:医療人類学から見た精神医療の組織文化とデザイン. 精神医学 65(2): 162-168, 2023.
狩野祐人:心理療法の医療人類学:文献レビュー. 臨床心理学増刊号 14: 59-64, 2022.
狩野祐人, 北中淳子:当事者視点の精神医学知:医療人類学的考察. 臨床精神医学 50(9): 963-968, 2021.
学会発表(国際)
Kano Y: A Medical Anthropological Study on Autism Movements in Japan. Cooperative Research Meeting of International Japan Studies Graduate Students in 2024: Mar 12, 2024, Tokyo.
Kano Y: Decision-making practice in Japanese community psychiatry. Writing and Publishing Workshop on Social Studies of Medicine in Asia: Jan 19, 2024, Hong Kong.
Kano Y: Designing epistemic justice for tojisha: A medical anthoropological study on autism movements in Japan. The 2023 American Anthropological Association Annual Meeting: Nov 17, 2023, Chicago.
Kano Y: Recovery and discovery in the autism movement in Japan: From a medical anthropological perspective. THE 20th INTERNATIONAL CONGRESS OF THE PACIFIC RIM COLLEGE OF PSYCHIATRISTS: Oct 14, 2023, Online.
Kano Y: I’d Rather Die: Valuing Will in Community Psychiatry. The 2022 American Anthropological Association Annual Meeting: Nov 9, 2022, Online.
Kano Y: 地域精神医療における自由とデザイン. The 25th Keio Symposium on Bridging Humanities, Social Sciences and Medicine: Social Scientific Approaches to Community Medicine II: Mar 5, 2022, Tokyo.
学会発表(国内)
狩野祐人:当事者研究と社会科学の接点:文化人類学との比較から. 科学基礎論学会 2021年度 秋の研究例会プログラム、オンライン. 2021年11月14日.
狩野祐人:プロトタイプとマルチモビディティ. 第118回日本精神神経学会学術総会、福岡. 2022年6月17日.
書籍
狩野祐人, 北中淳子. 2024. 「神経発達症への医療人類学的アプローチ」本田秀夫編『神経発達症群』中山書店.
■東畑 開人(北中淳子・研究協力者)
雑誌論文(和文)
東畑開人 反臨床心理学はどこへ消えた?―社会論的転回序説2 臨床心理学増刊号 14:8-26, 2022
学会発表(国際)
Towhata, K. Silent Approach - Where Did the Cultural Psychotherapy Disappear? Global Psychotherapy Workshop. Titanic Hotel, Belfast, North Ireland. August 24, 2022.
書籍
東畑開人. ふつうの相談 金剛出版. 2023. 200頁 978-4-7724-1983-3
東畑開人. 聞く技術 聞いてもらう技術. 筑摩書房. 2022. 249頁 978-4-480-07509-3
■日野 映(北中淳子・研究協力者)
学会発表(国内)
日野映. 現代の若者にとって「欲望」とは何か. 多文化間精神医学会. 大正大学 2023年11月5日.
日野映. 現代の若者のセクシュアリティ、親密圏. 医療と人文社会科学の架橋に向けて36. 慶應義塾大学、2023年9月9日
■櫛原 克哉(北中淳子・研究協力者)
雑誌論文(和文)
櫛原 克哉 繁茂するメンタルクリニック――診断の普及で救われる人、救われない人 中央公論 137巻5号96-103 2023.
櫛原 克哉・添田 雅宏・若林真衣子 精神科病院の長期入院および脱施設化の動向に関する考察――東京都多摩地域の病院スタッフを対象としたインタビュー調査から 社会学評論 74巻4号:782-799. 2024.
学会発表(国内)
櫛原克哉, 北中淳子, 東畑開人, 日野映, 蓮澤優, 狩野祐人. 大学の学生相談・カウンセリングにおける「心理学化」の考察――心理職を対象としたインタビュー調査から. 日本社会学会 2023年10月8日
櫛原克哉. 大学の学生相談・カウンセリングにおける「心理学化」の考察――心理職を対象としたインタビュー調査から. 多文化間精神医学会. 大正大学 2023年11月5日.
櫛原克哉. 「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制における入院医療による支援のための研究」社会学分担班・進捗報告. 厚労科研(医療保護入院等)全体班会議 2023年8月11日
櫛原克哉. 大学の学生相談・カウンセリングにおける「心理学化」の考察――心理職を対象としたインタビュー調査から. 医療と人文社会科学の架橋に向けて36. 慶應義塾大学、2023年9月9日
書籍
櫛原克哉・添田雅宏(伊藤智樹 編)支える側・支えられる側の社会学――難病患者,精神障害者,犯罪・非行経験者,小児科医,介助者の語りから 晃洋書房 2024. 144頁 978-4-7710-3819-6
櫛原克哉. メンタルクリニックの社会学――雑居する精神医療とこころを診てもらう人々. 青土社. 2022. 348頁 978-4-7917-7482-1
■蓮澤 優(北中淳子・研究協力者)
学会発表(国内)
蓮澤優.「保護」と「自立」の狭間における大学精神保健. 医療と人文社会科学の架橋に向けて36. 慶應義塾大学、2023年9月9日
蓮澤優.学校医から見た大学生のメンタルヘルス. 多文化間精神医学会. 大正大学 2023年11月5日.
■五十嵐 智子(澁谷智子)(研究分担者)
雑誌論文(和文)
澁谷智子,2024,「ヤングケアラーの孤独・孤立――アクセスしやすいサポートをいか に作るか」『都市社会研究』16:15-29.
澁谷智子,2023a,「ヤングケアラー 家族ケアを前提とした制度を見直す」『一般社団法人 日本臨床心理士会雑誌95』 32(1) 8-13.
澁谷智子,2023b,「ヤングケアラー対策でなお残る課題――「時間の再編」に対応した正規労働の改革を」『中央公論』 137(10) 44-51.
澁谷智子,2023c,「負担の大きいヤングケアラーについて考える――そのプレッシャーに子どもは耐えられるのか」『更生保護』 74(11) 13-20.
澁谷智子・今成知美,2023,「ヤングケアラー VS アダルトチルドレン」『Be!』39(2)8-17.
書籍
澁谷智子編著,2024,『コーダ私たちの多様な語り――聞こえない親と聞こえる子どもとまわりの人々』生活書院(ISBN: 9784865001662).
石井綾華・澁谷智子・鶴田信子/笠井さつき(司会),2023,「変容する家族とケア――ヤングケアラー、ゲートキーパー、トラウマケア」笠井清登・熊谷晋一郎・宮本有紀・東畑開人・熊倉陽介『こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造』金剛出版,140-151(ISBN: 9784772419635).
市民アウトリーチ・共同創造活動
澁谷智子,2023,「子どもがケアを担うということ」佐賀県主催 令和5年度ヤングケアラー全体研修会(2023年5月22日 於:メートプラザ佐賀).
澁谷智子,2023,「学校におけるヤングケアラーの支援と対応」葛飾区教育委員会 リーダーシップ研修会(2023年7月26日 於:葛飾区立総合教育センター).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラーについて考える」秋田県社会福祉協議会 秋田県民生児童委員協議会 主催(2023年7月27日 於:秋田キャッスルホテル).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラー ~なぜ子どもがケアを担うことになるのか~」高崎市教育委員会 令和5年度 高崎市人権教育講演会(2023年8月9日 於:群馬音楽センター).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラー 子どもがケアを担う背景を考える」長野県精神保健福祉センター主催 令和5年度 思春期精神保健研修会(2023年8月30日 オンライン開催).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラーの支援に係るアセスメントシートについて」文部科学省初等中等教育局児童生徒課「令和5年度学校における教育相談体制充実に係る連絡協議会」(2023年9月22日 於:文部科学省講堂).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラー(介護を担う子ども)・若者ケアラーの実態と必要な支援」こども家庭庁支援局虐待防止対策課 令和5年度「相談業務研修」及び「相談業務上級研修」(2023年10月19日 オンライン開催).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラー なぜ子どもがケアを担うのか」NPO法人 鹿児島子どもの虐待予防協会(2023年10月21日 於:鹿児島大学).
澁谷智子,2023,「ヤングケアラーの現状と課題」東京都人権擁護委員連合会(2023年10月30日 於:四谷タワー 東京法務局人権擁護部内).
澁谷智子,2024,「ヤングケアラー ~親と子どもの体面に配慮したサポートをどう作れるか~」墨田区議会 議員研修会(2024年1月22日 於:墨田区役所).
澁谷智子,2024,「人とつながることで得られる支援 ~子どもの視点から学校と家庭を考える~」川口市生徒指導委員会主催 川口市教育委員会等共催 令和5年度「川口市青少年健全育成地域の集い」(2024年1月23日 於:川口市立高等学校 大ホール).
澁谷智子,2024,「こどもがケアを担うということ」岩手県主催 令和5年度岩手県ヤングケアラーセミナー(2024年1月26日 於:岩手県教育会館).
澁谷智子,2024,「ヤングケアラー」福岡県民主医療機関連合会(2024年1月27日 オンライン開催).
澁谷智子,2024,「ヤングケアラーについて学ぶ」小金井市子ども家庭部 令和5年度小金井市児童館職員研修会(2024年1月31日 於:小金井市役所).
澁谷智子,2024,「ヤングケアラーについて学ぶ」東京都社会福祉協議会保育部会 私立地区委員会主催研修会(2024年2月1日収録 オンライン開催).
澁谷智子,2024,「ヤングケアラーの現状と課題」三鷹武蔵野社会福祉士会研修会(2024年2月10日 於:西久保コミュニティセンター).
プレスリリース・報道発表
2023年4月28日 リディラバジャーナル「ヤングケアラー 家族ケアの実像」(https://journal.ridilover.jp/topics/0bfa411d2557で閲覧可能).
2023年5月3日 リディラバジャーナル「「日本型福祉社会」に組み込まれていた家族ケア」(https://journal.ridilover.jp/issues/8c073d118008で閲覧可能).
2023年5月5日 東京新聞「<GW わたしの視点>(4)相談できる関係づくりを ヤングケアラーを研究・渋谷智子さん」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/247994で閲覧可能).
2023年7月2日 ヨガジャーナル「最近よく聞く「ヤングケアラー」はどんな経験をしてどんな思いを持っている?専門家に聞いた」(https://yogajournal.jp/18222で閲覧可能).
2023年7月2日 ヨガジャーナル「中学2年生の約17人に1人が「ヤングケアラー」、子どもがいつなってもおかしくない社会の仕組みとは」(https://yogajournal.jp/18223で閲覧可能).
2023年7月18日 中日新聞「親が精神疾患 悩む子支える」(https://www.chunichi.co.jp/article/730605で閲覧可能).
2023年8月13日 上毛新聞「教育現場の対応探る ヤングケアラーで講演会」.
2023年10月13日 むさしのFM「発信!わがまち・武蔵野人 澁谷智子さん(成蹊大学文学部教授)」(https://www.musashino-fm.co.jp/program_tax/%e7%99%ba%e4%bf%a1%ef%bc%81%e3%82%8f%e3%81%8c%e3%81%be%e3%81%a1%e3%83%bb%e6%ad%a6%e8%94%b5%e9%87%8e%e4%ba%ba/page/4/で視聴可能).
2023年10月15日 朝日新聞デジタル「ヤングケアラーであることは誇り イギリスの若者たちに扉開いた支援」(https://www.asahi.com/articles/ASR9X3QZ3R95OXIE057.htmlで閲覧可能).
2023年11月3日 bayfm78「MOTIVE!!」「ヤングケアラー」.
2023年12月26日 毎日新聞 朝刊「ヤングケアラー支援法制化へ 成人後も対象 対応の地域差解消狙い」(https://mainichi.jp/articles/20231225/k00/00m/040/257000cで閲覧可能).
2024年1月26日 テレビ岩手「子どもが家族の世話や祖父母の介護「ヤングケアラー」支援体制強化を」(Yahoo!ニュースにも掲載).
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
澁谷智子 埼玉県ケアラー支援に関する有識者会議委員(2022年6月1日~2024年5月31日).
澁谷智子 こども家庭庁 令和5年度こども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラー支援の効果的取組に関する調査研究」検討委員会座長(2023年7月10日~2024年3月31日).
澁谷智子 武蔵野市テンミリオンハウス事業有識者会議副委員長(2022年4月1日~2025年3月31日).
■滝島 真優(五十嵐(澁谷)智子・研究協力者)
雑誌論文(和文)
滝島真優,2023,「きょうだい児が担うケアをめぐる現状と課題」『生活経済政策』321:24-29.
滝島真優,2024,「きょうだいという言葉の歴史」『チャイルドヘルス』2024年1月号:10-13.
学会発表(国内)
阿部美穂子・諏方智広・滝島真優,2023,「『もうすぐ大人期』のきょうだいがとらえた家族QOLに関する研究―思春期後期~青年期前期にあるきょうだいへのアンケート調査からー」日本特殊教育学会 第61回大会(2023年8月25日〜27日 於:神奈川県立保健福祉大学).
書籍
滝島真優,2023,「知的障害・ASDのある人の家族支援」是枝喜代治・蒲生としえ編『ASD・知的障害のある人の包括的支援』川島書店,99-117.
市民アウトリーチ・共同創造活動
滝島真優「きょうだい支援の必要性とその支援」大阪市発達障がい者支援センターエルムおおさか主催家族支援講座(2023年6月2日 於:オンライン).
滝島真優「発達障害のある人のきょうだい支援の必要性とその支援」)栃木県発達障害者支援センターふぉーゆう主催発達障害処遇支援研修(2023年9月 動画配信).
滝島真優「きょうだいとしての経験・想い」TEACCHプログラム研究会 東北・東京・熊本・鹿児島支部主催TEACCHプログラム研究会 東北・東京・熊本・鹿児島4支部合同オンラインセミナー(2023年12月3日 於:オンライン).
プレスリリース・報道発表
2023年6月9日 読売新聞 朝刊「障害児のきょうだい 語り合う」
■長谷川 拓人(五十嵐(澁谷)智子・研究協力者)
雑誌論文(和文)
長谷川拓人, 2023, 「ヤングケアラーにとっての離家」『福祉社会学研究』第20号 215-236.
長谷川拓人2023, 「ヤングケアラーをめぐる状況と課題」『みんなのねがい』2023年11月号 22-23.
学会発表(国内)
長谷川拓人,2023,「ヤングケアラーの自立とハウジング」(ポスター発表),学術変革領域 領域会議(2023年7月30日,於:東大病院 クリニカルリサーチセンター).
長谷川拓人「ヤングケアラーとハウジング」日本社会学会第96回大会(2023年10月8日〜10月9日, 於:立正大学).
長谷川拓人,2024,「ヤングケアラーの当事者化」(ポスター発表),学術変革領域 領域会議(2024年3月24日,於:京都テルサ).
市民アウトリーチ・共同創造活動
長谷川拓人「ヤングケアラーを考える」令和5年度 三鷹市ヤングケアラーに関する団体向け研修(2023年9月14日, 於:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ).
長谷川拓人「ヤングケアラーを考える」令和5年度 三鷹市ヤングケアラーに関する団体向け研修(2023年9月26日, 於:西多世代交流センター).
長谷川拓人「ヤングケアラーをどのように支えるか」令和5年度 練馬区関立野地区民生委員協議会 練馬区関立野地区民生委員研修(2023年10月19日, 於:練馬区役所).
長谷川拓人「私たちがヤングケアラーにできること」令和5年度 北多摩東地区更生保護事業関係者連絡協議会 北多摩東地区更生保護事業関係者連絡協議会講演会(2023年11月21日, 於:かたらいの道市民スペース).
長谷川拓人「ヤングケアラーを考える」令和5年度 三鷹市ヤングケアラーに関する団体向け研修(2023年11月22日, 於:東多世代交流センター).
長谷川拓人「ヤングケアラーと地域社会」三鷹市社会福祉協議会 令和5年度 第1回みたか子育て支援団体コミュニティ情報交換会(2023年12月13日, 於:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ).
長谷川拓人「ヤングケアラーを考える」令和5年度 三鷹市ヤングケアラーに関する団体向け研修(2024年1月10日, 於:三鷹市教育委員会).
長谷川拓人「子どもが家族のケアを担うこと」三鷹市社会福祉協議会 令和5年度 ほのぼのネット員研修(2024年1月29日, 於:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ)
長谷川拓人「子どもが家族のケアを担うこと」三鷹市社会福祉協議会 令和5年度 ほのぼのネット員研修(2024年2月8日, 於:三鷹中央防災公園・元気創造プラザ)
長谷川拓人「ヤングケアラーをどのように支えるか」武蔵野市民生児童委員協議会 令和5年度 武蔵野市民生児童委員協議会 児童福祉部会研修(2024年2月27日, 於:武蔵野市役所)
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長谷川拓人「ヤングケアラーを考える」令和5年度 三鷹市ヤングケアラーに関する団体向け研修(2024年3月12日, 於:三鷹市教育委員会).
長谷川拓人「ヤングケアラーをどのように支えるか」令和5年度 練馬区関立野地区民生委員協議会 練馬区関立野地区民生委員研修(2024年3月27日, 於:練馬区役所).
■金原 明子(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Yamagishi M, Satomura Y, Sakurada H, Kanehara A, Sakakibara E, Okada N, Koike S, Yagishita S, Ichihashi K, Kondo S, Jinde S, Fukuda M, Kasai K: Retrospective Chart Review-based Assessment Scale for Adverse Childhood Events and Experiences. Psychiatry Clin Neurosci Rep 1: e58, 2022. DOI: 10.1002/pcn5.58(個体-世界相互作用に対する時代、世代(世代間トラウマ)、ジェンダーの影響を解明するため、思春期のトラウマ体験を評価するためのオリジナル尺度を開発したもの)
Kanehara A, Morishima R, Takahashi Y, Koike H, Usui K, Sato S, Uno A, Sawai Y, Kumakura Y, Yagishita S, Usami S, Morita M, Morita K, Kanata S, Okada N, Yamasaki S, Nishida A, Ando S, Koike S, Shibuya T, Joseph S, Kasai K: Young carers in Japan: Reliability and validity testing of the BBC/University of Nottingham young carers survey questionnaire and prevalence estimation in 5,000 adolescents. Psychiatry Clin Neurosci Rep 1: e46, 2022. DOI: 10.1002/pcn5.46
(A03計画班笠井、五十嵐(澁谷)、および英国ノッティンガム大学との共同研究で、日本のヤングケアラーの頻度が7.4%であることを、国際的な基準を用いて5,000名の中高生を対象に明らかにした研究。)
雑誌論文(和文)
山岸美香、金原明子、笠井清登:トラウマ・災害と家族・教育・社会と脳.精神医学 65: 285-291, 2023.
学会発表(国際)
Kanehara A, Morishima R, Takahashi Y, Usui K, Sato S, Uno A, Sawai Y, Kumakura Y, Yagishita S, Morita K, Okada N, Ando S, Koike S, Shibuya T, Joseph S, Kasai K: Young carers in Japan: Reliability and validity testing of the BBC/University of Nottingham young carers survey questionnaire and prevalence estimation in 5,000 adolescents. 8th BESETO International Psychiatry Conference, Beijing, China (online). November 12, 2021. [poster]
Kanehara A, Koike H, Fujieda Y, Yajima S, Kabumoto A, Kumakura Y, Morita K, Miyamoto Y, Nochi M, Kasai K: Culture-dependent and universal constructs and promoting factors for the process of personal recovery. 8th BESETO International Psychiatry Conference, Beijing, China (online). November 12, 2021. [poster]
市民アウトリーチ・共同創造活動
金原明子:高校こころの健康授業教材研修会.
2023年3月7日、10日、14日、2024年2月20日、27日、オンライン
(高校こころの健康授業について学校現場等での活用を提案するため
教材スライドの使い方に関する研修会を実施)
金原明子:高校教材(2022年度参加者対象)フォローアップ研修
3月12日オンライン
金原明子:高校こころの健康授業
2022年11月11日、18日、神奈川県私立高校(藤沢市)
2023年6月12日、17日、東京都立高校(台東区)
(ヤングケアラーの生徒さんの、こころの健康に関する教材を含む
こころの健康授業を実施)
公募研究
■松平 泉
雑誌論文(英文)
Matsudaira I*, Yamaguchi, R, Yasuyuki Taki: Transmit Radiant Individuality to Offspring (TRIO) study: investigating intergenerational transmission effects on brain development. Front Psychiatry 14, 2023. DOI: 10.3389/fpsyt.2023.1150973
(本領域で取り組む研究課題の母体となるプロジェクト“TRIO study(日本語名『家族の脳科学』)の目的やデータ取得手順を記したプロトコル論文である。子が親と同じ精神症状を呈するなど、あたかも精神疾患が世代を渡り繰り返されるように見える現象は、世代間連鎖と呼ばれる。世代間伝達はどのようにして起こるのか、誰にでも起こるのか、ヒトの精神的健康における世代間伝達の役割とは何なのか、明確な答えは未だ得られていない。TRIO studyでは、父・母・子(=親子トリオ)を対象として脳画像・遺伝子・生育環境・性格・認知能力、などのデータを取得し、相互の関係性を分析し、世代間伝達の機序の究明に挑む。我々は「当事者化」は必ずしも個体本人による「法則」と「物語」の内在化のみでは完成せず、それらを獲得する以前から個体に内在する当事者性があるのではないかと考えている。TRIO studyはこの視点において当事者化のメカニズムの解明に挑む研究である。)
学会発表(国内)
松平泉, 山口涼, 瀧靖之:ヒトの脳発達における親の人生経験の影響の探究. 第7回ヒト脳イメージング研究会、東京、2023年9月8日、一般口演
山口涼, 松平泉, 瀧靖之:親のマルトリートメント被害と子どもの脳回形成の関連. 日本発達神経科学会第12回学術集会、福岡、2023年11月19日、ポスター発表
松平泉, 山口涼, 竹内光, 川島隆太, 瀧靖之:養育態度の解剖 -養育の質の世代間伝達と子どもの脳発達の関連- NEURO 2022(第45回日本神経科学大会)、沖縄、2022年7月2日、ポスター発表
山口涼, 松平泉, 竹内光, 今西規, 木村亮介, 川島隆太, 瀧靖之:健常な日本人女性におけるRELN rs7341475遺伝型と脳構造との関連. NEURO 2022(第45回日本神経科学大会)、沖縄、2022年7月2日、ポスター発表
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
『家族の脳科学』https://sites.google.com/view/kazokunou
(TRIO stuyの調査への参加を検討してくださる方々が調査に対して抱く不安の払拭を目的として、研究目的や調査の流れ等の情報を発信している。)
■小池 進介
雑誌論文(英文)
Yoshino S, Law WH, Koike S: Parent-child associations in COVID-19-related preventive behaviors and efficacy expectations: A one-year longitudinal survey. J Adolescent Health 2024 in press. doi: 10.1016/j.jadohealth.2024.02.015
Shi J, Koike S: Human Brain Magnetic Resonance Imaging Studies for Psychiatric Disorders: The Current Progress and Future Directions. JMA J 2024;7(2):197-204. doi: 10.31662/jmaj.2023-0167
Cai L, Maikusa N, Zhu Y, Nishida A, Ando S, Okada N, Kasai K, Nakamura Y, Koike S: Hippocampal structures among Japanese adolescents before and after the COVID-19 pandemic. JAMA Netw Open 2024;7(2):e2355292. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2023.55292
Law WH, Yoshino S, Fong CY, Koike S: Younger adults tolerate more relational risks in everyday life as revealed by the General Risk-Taking Questionnaire. Sci Rep 2022;12(1):12184. doi: 10.1038/s41598-022-16438-2
雑誌論文(和文)
小池進介, 岡田直大, 安藤俊太郎, 笠井清登: 思春期コホートの階層性データベース構築. 生体の科学 2023;74(2):152-7.
学会発表(国内)
小池進介: 思春期における精神疾患へのスティグマ形成過程と家庭内伝播の検討. シンポジウム. 第118回日本精神神経学会学術集会. 2022年6月16日, 福岡.
市民アウトリーチ・共同創造活動
2024年3月25日 脳の思春期発達. 「東大の研究室をのぞいてみよう!~多様な学生を東大に~」プログラム.
2023年3月29日 脳の思春期発達. 「東大の研究室をのぞいてみよう!~多様な学生を東大に~」プログラム.
2023年10月1日 . 「からだと脳の成長に関する調査」意見交換会.
2023年10月20日 . 「からだと脳の成長に関する調査」意見交換会.
プレスリリース・報道発表
2024年2月9日 第一回緊急事態宣言後の思春期海馬変化が明らかに. Japan Timesほか
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20240209010000.html
【B01】
計画研究
■熊谷 晋一郎(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Matsuo, A., Tsujita, M., Kita, K., Ayaya, S., & Kumagaya, S. I: The mediating role of psychological safety on humble leadership and presenteeism in Japanese organizations. Work: 1-11, 2024. DOI:10.3233/WOR-230197.
(企業において、リーダーの謙虚さが、心理的安全性を媒介にして、従業員のプレゼンティーズムを低下させることを見出だした。謙虚さは正確な自己理解への志向性や学習志向性によって特徴付けられるもので、個人レベルの当事者化を表現しうる尺度のひとつといえる。また、心理的安全性は組織レベルの学習志向性や認識的正義と関連性が示唆され、組織レベルの当事者化や形骸化しない共同創造の条件としても注目される。)
Matsuo, A., Kitamura, H., Yui, N., & Kumagaya, S.I: Moral common sense: Examining the false consensus effect of morality in Japan. International Journal of Psychological Studies15(2): 22–29, 2023.
Matsuo, A., Tsujita, M., Kita, K., Ayaya, S., & Kumagaya, S.I: Developing and Validating Japanese Versions of Psychological Safety Scale, Knowledge Sharing Scale and Expressed Humility Scale. Management and Labour Studies, 2023. DOI:10.1177/0258042X231191871.
Tsujita, M., Homma, M., Kumagaya, S.I., & Nagai, Y. : Comprehensive intervention for reducing stigma of autism spectrum disorders: Incorporating the experience of simulated autistic perception and social contact.PLOS ONE18(8): e0288586, 2023.
Mizumoto J, Mitsuyama T, Kumagaya S.I., Eto M, Izumiya M, Horita S: Primary care nurses during the coronavirus disaster and their struggle: Qualitative research. Journal of General and Family Medicine 23: 343-350, 2022. DOI: 10.1002/jgf2.566
雑誌論文(和文)
熊谷晋一郎 : 神経多様性と社会的包摂. 社会学評論 74 :697-714, 2024.
(神経多様性運動に至る親の会、専門家、自閉症当事者の共同と対立の歴史を概観するとともに、その歴史のなかにイギリスの参加型自閉症研究や日本の自閉症当事者研究を位置付ける試み。)
神門侑子、松田雄二、西村顕、亀屋惠三子、藤井里咲、熊谷晋一郎 : 障害者グループホームの入居者特性に対応した分類と建築的配慮. 日本建築学会計画系論文集 89: 616-625, 2024.
熊谷晋一郎 : 障害と"個性". 生体の科学 75: 13-17, 2024.
小山田那由他、熊谷晋一郎、羽野暁 : オープンスペースで「コトバ」を探せ. 土木学会誌 109: 32-37, 2024.
熊谷晋一郎 : ルーツからたどる、当事者研究(最終回)解釈的不正義から考える当事者研究. ミネルヴァ通信 152: 20-23, 2023.
熊谷晋一郎 : ルーツからたどる、当事者研究(2)三つの顔と二つの源流. ミネルヴァ通信 151: 20-23, 2023.
熊谷晋一郎 : ルーツからたどる、当事者研究(1)当事者研究とはなにか?. ミネルヴァ通信 150: 20-23, 2023.
熊谷晋一郎 : より良い組織風土の構築に向けて. 刑政 134: 40-57, 2023.
(名古屋刑務所での不適切処遇が明るみになったことをきっかけにして進んでいる刑事施設の組織変革において、矯正施設や施設職員の当事者化が必要であると論じた総説。)
熊谷晋一郎 : 優しい排除の時代に. 世界 973: 68-75, 2023.
熊谷晋一郎 : スティグマのない社会を目指して : 社会モデルと当事者研究. こころの科学 228: 24-30, 2023.
熊谷晋一郎 : 医療と医学のパラダイムシフト : 総論. 精神医学65: 147-154. 2023.
熊谷晋一郎 : 当事者研究. みんなねっと2023年2月号: 6-9, 2023.
熊谷晋一郎、伊藤康貴 : これからのひきこもり研究に向けて. 理論と動態 15: 119-137, 2022.
牧野麻奈絵、辻田匡葵、熊谷晋一郎 : 聴覚障害者の移動時の快適性に関する当事者研究 : 機内エンターテインメントへの字幕付与に着目して. 日本渡航医学会誌16: 51-58, 2022.
熊谷晋一郎、伊藤康貴 : これからのひきこもり研究に向けて. 理論と動態 15: 119-137, 2022.
熊谷晋一郎 : 当事者研究と研究の共同創造. 精神神経学雑誌 124: 623-629, 2022.
熊谷晋一郎 : 当事者研究から学ぶこと. 小児内科 54: 1102-1106, 2022.
学会発表(国際)
Kumagaya, S: Enhancing Wellbeing through the Promotion of a Stable Sense of Self: A Qualitative Study on the Impact of the Tojisha-Kenkyu Program. International Symposium on Predictive Brain and Cognitive Feelings: July 19, 2023, Tokyo.
熊谷晋一郎:当事者研究の紹介. ソウル大学病院PGR session、韓国ソウル、 2023年5月4日.
熊谷晋一郎:自立生活のための挑戦. 忠州湖岩芸術館、韓国ソウル、2023年5月3日.
熊谷晋一郎:日本の当事者研究の現状と広がり. 韓日セミナー、韓国清州、2023年5月2日.
Kumagaya, S.I. Equality, Diversity, and Inclusion. The Cambridge-UTokyo Joint Symposium 2023: Sep 25, 2023, UK.
Kumagaya, S.I. Introduction to Tojisha-Kenkyu in Japan. 9th BESETO International Psychiatry Conference: Nov 13, 2022, online.
Kumagaya, S.I. Persons with Disabilities Living Independently in the CommunityIndependent living in the community:Focusing on violence, trauma and dependence. East Asia Disability Studies Forum: Feb 26, 2022, online.
学会発表(国内)
熊谷晋一郎:医療系学生・医療者への支援の原則(社会モデル)、医療者における多様性の価値. 第55回医学教育学会、長崎、2023年7月28日(金)~29日.
熊谷晋一郎:医学・医療における共同創造に向けた組織変革. 第55回医学教育学会、長崎、2023年7月28日~29日.
熊谷晋一郎:当事者研究と研究の共同創造. 日本自閉症スペクトラム学会第 21 回研究大会、東京、2023年8月19日.
熊谷晋一郎:当事者研究から見たDiversity, Equity, Inclusion. 理化学研究所講演、埼玉、 2023年9月6日.
熊谷晋一郎:当事者研究の視点からみる痛み. 第57回日本ペインクリニック学会、 佐賀、2023年7月14日.
熊谷晋一郎:当事者としてのニーズの伝え方. 国立がん研究センターがん対策研究所第8回行動科学セミナー、 2023年7月4日、online.
熊谷晋一郎:精神障害における障害の社会モデルの重要性. 第119回日本精神神経学会学術総会、神奈川、2023年6月23日.
熊谷晋一郎:セルフケアの共同創造: 成人脳性まひ者の二次障害に着目して. 第21回日本ヨーガ療法学会研究総会、神奈川、 2023年5月20日.
熊谷晋一郎:ニューロダイバーシティから考えるインクルージョン:企業は多様な脳の可能性をどこまで活かせるのか. 一般社団法人 応用脳科学コンソーシアム2023年度キックオフシンポジウム―自由エネルギー原理からニューロダイバーシティまで―科学が迫る無限な脳の可能性とその産業応用、東京、 2023年5月18日.
熊谷晋一郎:医療界における理想的なリーダーシップと組織文化とは. 第31回日本医学会総会2023、東京、2023年4月21日.
熊谷晋一郎:当事者研究と認知科学の共同によるインクルーシブ社会の構築―趣旨説明. 日本認知科学会第39回大会、 2022年9月10日、 online.
熊谷晋一郎:言うは易し、行うは難しの共同創造とクロスディスアビリティ. 第16回日本統合失調症学会、2022年3月20日、 online.
熊谷晋一郎:中動態と当事者研究. 日本発達心理学会第33回大会国内研究交流委員会企画シンポジウム「オルタナティブ・ストーリーとしての中動態」、2022年3月5日、online.
熊谷晋一郎:自閉スペクトラムの当事者研究が示唆するもの. 生理研研究会2021プログラム「幼・小児の成長期における脳機能と運動の発達に関する多領域共同研究」、2022年3月2日、 online.
熊谷晋一郎:コロナにおける当事者間の格差と継承の困難. 社会デザイン学会公開講演会「経験の継承の困難と意義を考える」、2021年12月5日、online.
熊谷晋一郎:当事者視点と社会モデルからの自閉スペクトラム症理解: 多文化主義と連続性の両立を目指して. 日本発達神経科学会第10回学術集会シンポジウム3「計算モデル研究と当事者研究の共創による発達障害の理解と支援」、2021年11月21日、online.
熊谷晋一郎:研究における多様な人々のつながりのデザイン. みんなの認知症情報学会、2021年11月21日、online.
熊谷晋一郎:当事者研究はどのような知識を探求するのか. 科学基礎論学会秋の研究例会、2021年11月14日、 online.
熊谷晋一郎:当事者としてのニーズの伝え方. 第10回看護理工学会学術集会、東京、2022年10月15日.
書籍
嶺重慎、熊谷晋一郎、村田淳、安井絢子(編) :語りの場からの学問創成:当事者、ケア、コミュニティ.京都大学学術出版会、2024.3.
熊谷晋一郎: 経験を表すことばを作ること. 障害学会20周年記念事業実行委員会(編)障害学の展開:理論・経験・政治、明石書店、2024.3. pp.146-159.
熊谷晋一郎:当事者研究:知と倫理. 嶺重慎、熊谷晋一郎、村田淳、安井絢子(編)語りの場からの学問創成:当事者、ケア、コミュニティ、京都大学学術出版会、2024.3. pp.23-42.
熊谷晋一郎、安井絢子: 当事者研究とケアの倫理:その響き合うところ. 嶺重慎・熊谷晋一郎、村田淳、安井絢子(編)語りの場からの学問創成:当事者、ケア、コミュニティ、京都大学学術出版会、2024.3. pp.73-92.
熊谷晋一郎: 共同的な知の方法. 笠井清登、熊谷晋一郎、宮本有紀、東畑開人、熊倉陽介(編)こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造、金剛出版、2023.4. pp.213-223.
熊谷晋一郎: 社会モデル. 笠井清登、熊谷晋一郎、宮本有紀、東畑開人、熊倉陽介(編)こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造、金剛出版、2023.4. pp.224-240.
綾屋紗月、上岡陽江、熊谷晋一郎、佐々木理恵、里村嘉弘、宮本有紀:[座談会4]「言うは易し,行うは難し」の共同創造. 笠井清登・熊谷晋一郎・宮本有紀・東畑開人・熊倉陽介(編)こころの支援と社会モデル : トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造、金剛出版、2023.4. pp.260-273.
熊谷晋一郎:コロナ禍における「総障害者化」について. 発達障害白書2023年版、明石書店、2022.9. pp.44-46.
立命館大学教養教育センター、熊谷晋一郎、上田紀行、隠岐さや香、山下範久、松原洋子、坂下史子、南川文里、小川さやか、美馬達哉、飯田豊、富永京子、瀧本和成、柳原恵、横田祐美子、北山晴一、新山陽子、大﨑智史、小寺未知留、加藤政洋、原口剛、熊澤大輔、田中祐二、山本貴光、坂上陽子、吉川浩満:自由に生きるための知性とはなにか. 晶文社、2022.9.
森村美和子、熊谷晋一郎: 特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ : 子どもの「当事者研究」の実践. 金子書房、2022.10.
桑原斉、中津真美、垣内千尋、熊谷晋一郎: 障害学生支援入門: 合理的配慮のための理論と実践. 金子書房、2022.5.
熊谷晋一郎:「子ども当事者研究」の研究. 子ども・子育て当事者研究ネットワーク 子ども当事者研究: わたしの心の街にはおこるちゃんがいる.ゆるふわコトノネ生活、2022.3、 pp.112-113.
熊谷晋一郎、藤野博(監訳):「心の理論」は必要か : 心のありかを探る12の視点. 金子書房、2023.12.(Ivan Leudar, & Alan Costall(Eds.). (2009). Against theory of mind. Palgrave Macmillan).
主催シンポジウム(国際)
東京大学(ホスト): Decolonizing Mental Health in Asia Workshop, Tokyo, Japan. December 20, 2022.
主催シンポジウム(国内)
障害学会第20回大会. 東京. 2023年9月16日〜17日.
障害学会第19回大会. 京都. 2022年9月17日.
矯正施設における職員と組織の状態に関する調査研究:施設職員の当事者研究. 2023年3月27日. online.
矯正施設における職員と組織の状態に関する調査研究:施設職員の当事者研究.2023月3月17日. online.
組織マネジメントと当事者研究. 法務省有志職員による矯正研修所高等科研修員向け特別企画.2021年11月7日. online.
市民アウトリーチ・共同創造活動
熊谷晋一郎:すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ. 2023年12月1日、セシオン杉並講座室.
2023/11/17: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/11/3: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/10/20: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/10/6: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/9/15: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/9/1: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/8/18: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/8/11: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2023/7/14: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2023総合コース チガイ・ラボ, セシオン杉並 講座室, 東京都杉並区.
2022/11/12: 主催: 京都大学 学生総合支援機構 障害学生支援部門(DRC), 共催: 京都大学 高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)・東京大学 インクルーシブ・アカデミア・プロジェクト・東京大学 障害と高等教育に関するプラットフォーム(PHED), 京都大学バリアフリーフォーラム2022, 京都大学バリアフリーシンポ京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール・国際交流ホール, 京都府京都市.
2022/10/15: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/9/30: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/9/16: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/9/3: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/8/27: 主催: 日本学術会議脳とこころ分科会, 日本学術会議公開シンポジウム「神経科学領域の倫理的課題」, online.
2022/8/19: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/8/5: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/7/29: 主催: 杉並区教育委員会, 共催: 東京大学先端科学技術研究センター, 企画: Learning Design Lab., すぎなみ大人塾2022総合コース ジブン・ラボ, 高円寺学園, 東京都杉並区.
2022/3/23: 主催: 日本学術会議第二部生命科学ジェンダー・ダイバーシティ分科会,日本学術会議科学者委員会男女共同参画分科会, 公開シンポジウム「生命科学分野におけるジェンダー・ダイバーシティ」第3回「Disability Inclusive Academia:障害のある人々の視点は科学をどう変えるか」, online.
2023/3/7: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクールインクルーシブ組織創造コース, 大手町ビル7F.
2023/2/28: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクールインクルーシブ組織創造コース, 大手町ビル7F.
2022/11/9: 主催: 熊谷研究室・オムロン株式会社, オムロン当事者研究導入講座, online.v
2022/10/26: 主催: 熊谷研究室・オムロン株式会社, オムロン当事者研究導入講座, online.
2022/10/12: 主催: 熊谷研究室・オムロン株式会社, オムロン当事者研究導入講座, online.
2022/9/28: 主催: 熊谷研究室・オムロン株式会社, オムロン当事者研究導入講座, online.
2022/9/21: 主催: 電通ダイバーシティーラボ・先端科学技術研究センター当事者研究分野・日本エンゲージメント協会. ハンブルリーダー養成講座, 武田薬品グローバル本社6階会議室, 東京都中央区.
2022/9/20: 主催: 電通ダイバーシティーラボ・先端科学技術研究センター当事者研究分野・日本エンゲージメント協会. ハンブルリーダー養成講座, 武田薬品グローバル本社6階会議室, 東京都中央区.
2022/9/14: 主催: 熊谷研究室・オムロン株式会社, オムロン当事者研究導入講座, online.
2021/12/9: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/12/2: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/11/25: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/11/18: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/11/11: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/11/4: 主催: 東京大学エクステンション株式会社・熊谷研究室, 東京大学エクステンション株式会社インクルーシブデザインスクール当事者研究導入講座, online
2021/11/6: 主催: 向谷地生良・熊谷晋一郎・橘秀樹・渡辺チャーミー躁子, 特別企画 当事者研究座談会. 第18回当事者研究全国交流集会北海道大会, online.
プレスリリース・報道発表
■熊谷晋一郎
プレスリリース2024.3.15日. 謙虚なリーダーのもとで心理的安全性が高まりメンバーが本領発揮しやすくなる―職場においてリーダーの謙虚さと心理的安全性が果たす役割―
毎日新聞2023.1.18. 2023年にのぞんで―『自立』の意味を考える
WEBサンガジャパン2022.8.19. 〔Post-religion対談〕個を深めて仲間と共に近代を生きる
日本経済新聞(2022年8月14日)「気軽に依存しあえる社会に―「生きづらさ」当事者が解明」
朝日新聞(2022年7月26日)「『自分依存』が能力主義に―熊谷晋一郎さんが考えるやまゆり園事件」
Mogura VR News(2022年5月20日)「誰のためのテクノロジー? メタバースが変える「障害」の意味」
QLife・遺伝性疾患プラス(2022年2月22日)「病気・障害に関わる偏見「スティグマ」への対処法―“生きやすさ”を手に入れるヒントとは?」
■綾屋 紗月(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Matsuo, A., Tsujita, M., Kita, K., Ayaya, S., & Kumagaya, S. (2024). The Mediating Role of Psychological Safety on Humble Leadership and Presenteeism in Japanese Organizations. WORK, in press.
Daikoku, T., Kumagaya, S.I., Ayaya, S., & Nagai, Y. (2023). Non-autistic persons modulate their speech rhythm while talking to autistic individuals. PloS one, 18(9), e0285591.
Hsieh, J. J., Nagai, Y., Kumagaya, S. I., Ayaya, S., & Asada, M. (2022). Atypical Auditory Perception Caused by Environmental Stimuli in Autism Spectrum Disorder: A Systematic Approach to the Evaluation of Self-Reports. Frontiers in Psychiatry, 13, 888627.
雑誌論文(和文)
綾屋紗月. (2024). ASDにおける感覚と言葉のマイノリティ性. こころの科学, 235, 印刷中.
綾屋紗月. (2024). 発達障害当事者からみた当事者研究-「等身大の自己」がもたらす変革とつながり. 精神看護, 27(1), 12-15.
綾屋紗月. (2022). 自閉スペクトラム症の学生や研究者への合理的配慮と基礎的環境整備. 学術の動向, 27(10), 40-45.
綾屋紗月・岩佐明彦・上野佳奈子・古賀政好・松原茂樹・橋口亜希子・矢野拓洋・市川幹朗. (2022). 当事者研究から見えてきた、社会・建築に期待すること. 建築雑誌, 137(1766), 12-17.
学会発表(国際)
2022/7/15-16:綾屋紗月, 日本の自閉当事者研究の紹介, 第2回 Autism Expo, ソウルヤンジェドン aT センター第 2 展示ホール 3F, online.
学会発表(国内)
2022/9/29: 綾屋紗月, 発達障害の支援ニードにおける当事者の視点. 国立精神・神経医療研究センター第3回発達障害者支援研修:指導者養成研修パートⅡ, online.
2022/11/5: 綾屋紗月, 当事者視点で語る感覚調整障害. 第39回日本感覚統合学会研究大会, online.
2022/3/23: 綾屋紗月, 精神・発達障害のある学生や研究者への合理的配慮と基礎的環境整備. 日本学術会議公開シンポジウム「生命科学分野におけるジェンダー・ダイバーシティ」第3回「Disability Inclusive Academia:障害のある人々の視点は科学をどう変えるか」, online.
2022/3/26: 綾屋紗月, 自分の身体にちょうどいいコミュニケーション・デザインを考える. 日本福祉のまちづくり学会関東甲信越支部2021 年度第2回セミナー, online.
2023/2/9-10: 宮路天平・松尾朗子・綾屋紗月・上岡陽江・喜多三恵子・向谷地生良・柏原康佑・熊谷晋一郎, 当事者研究の導入が職場のウェルビーイングと創造性に与える影響に関する研究:研究実施計画. 日本臨床試験学会第14回学術集会総会, 石川県立音楽堂, 石川県金沢市.
書籍
綾屋紗月. (2024). 自閉症とジェンダーの交差性. 小川眞里子・鶴田想人・弓削尚子(編著)ジェンダード・イノベーションの可能性, 印刷中, 明石書店.
綾屋紗月. (2024). 仲間・自己・責任:自己権利擁護の前提条件についての覚書. 嶺重慎・熊谷晋一郎・村田淳・安井絢子(編著) 協力:京都大学学生総合支援機構,語りの場からの学問創成―当事者,ケア,コミュニティ,pp.137-152,京都大学学術出版会.
綾屋紗月. (2023).ようこそ! 新しい仲間たち―「コミュニケーション障害」はつながりの始まり. 大内雅登・山本登志哉・渡辺忠温(編著)自閉症を語りなおす―当事者・支援者・研究者の対話, pp.155‐168, 新曜社.
綾屋紗月・熊谷晋一郎. (2022). ゆっくりていねいにつながる~当事者研究の視点から. 子どものグリーフに寄りそう&響き合うグリーフ, pp187-245, 一般社団法人グリーフサポートせたがや.
綾屋紗月. (2023). 第6章 臨床的診察における統合失調症の相互行為的標識の特定. 熊谷晋一郎・藤野博 (監訳)「心の理論」は必要か:心のありかを探る12の視点」, pp.153-176, 金子書房(McCabe, R. (2009). Specifying Interactional Markers of Schizophrenia in Clinical Consultations. In Leudar, I., & Costall, A. (Eds.)Against Theory of Mind, pp.108-125, Palgrave MacMillan.).
市民アウトリーチ・共同創造活動
綾屋紗月. (2022). OPEN LETTER TO THE LANCET COMMISSION ON THE FUTURE OF CARE AND CLINICAL RESEARCH IN AUTISM. おとえもじホームページ.
2022/1/29: 綾屋紗月, 発達障害とアディクション:マジョリティの当たり前を再考する, 令和3年度厚生労働省依存症民間団体支援事業 2021年度女性依存症者に特化した全国支援者研修, online.
2022/2/20: 綾屋紗月, 発達障害であること女性であること, NABA オンラインセミナー,online.
2022/3/2: 綾屋紗月, キャンパスから考えるD&Ⅰ, 国際女性デー記念東京大学×朝日新聞シンポジウム「インクルーシブな未来へ」, online.
2022/3/19: 綾屋紗月, これからの心のバリアフリー:発達障がい当事者の目線から, 厚生労働省委託事業令和3年度心のバリアフリー研修会, 全国障害者総合福祉センター, online.
2022/5/22: 自他の身体に関する知識と社会変革:当事者研究とソーシャルマジョリティ, 文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラム 職域・地域架橋型: 価値に基づく支援者育成 TICPOC, 東京大学本郷地区キャンパス医学部教育研究棟 13 階第6・7セミナー室.
2022/8/4: 綾屋紗月, 「発達障害」を問い直す:「コミュニケーション障害」ではなく「身体」に目を向ける, 予防的支援推進とうきょうモデル事業当事者視点の獲得研修, online.
2022/10/23: 綾屋紗月, 発達障害の特性を持つ女性依存症者への援助, 令和4年度厚生労働省依存症民間団体支援事業2022 年度女性依存症者に特化した全国支援者研修, online.
2022/11/21: 綾屋紗月, 誤解されやすい発達障害とDV被害について, 川崎市こども未来局児童家庭支援・虐待対策室令和4年度川崎市DV防止・被害者支援基本計画研修, 川崎市役所第3庁舎 15 階会議室.
プレスリリース・報道発表
2022/3/28: 朝日新聞夕刊 国際女性デー記念 東京大学×朝日新聞シンポジウム インクルーシブな未来へ「包み込む社会を実現するには」.
■外谷 弦太(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Hakataya, S., Katsu, N., Okanoya, K., Toya, G. (2023). An exploratory study of behavioral traits and the establishment of social relationships in female laboratory rats. PLOS ONE, e0295280.
Nakata, S., Masumi, A., Toya, G. (2024). Formalising prestige bias: Differences between models with first-order and second-order cues. Evolutionary Human Sciences, 6, e21.
学会発表(国際)
Toya, G., Asano, R., Hashimoto T. “The condition of recursive combination in the evolution of reinforcement learning agents”, Joint Conference on Language Evolution, Kanazawa, Japan, Poster, 7 Sep. 2022.
Toya, G., Mizumoto, T., Okanoya K., Tachibana, R. O. “Social interactions in Bengalese finches (Lonchura striata var. domestica): Automated Measurements using Visual and Auditory Signals to Test for the Commitment Hypothesis”, The XXVIII International Bioacoustics Congress (IBAC2023), Sapporo, Japan, Poster, 28 Oct. 2023.
学会発表(国内)
外谷弦太・水本武志・岡ノ谷一夫・橘亮輔. ジュウシマツの社会相互作用の定量的分析. 日本動物行動学会第40回大会, オンライン, ポスター, 2021年9月22日
勝野吏子・博多屋汐美・外谷弦太・岡ノ谷一夫. 新奇物への探索傾向は見知らぬ他者との社会関係構築を予測するか?:ラットにおける探索的分析, 日本人間行動進化学会第14回大会, オンライン, ポスター, 2021年12月4日
外谷弦太・水本武志・岡ノ谷一夫・橘亮輔. ジュウシマツの社会相互作用の定量的分析. 2022年6月度聴覚研究会, 金沢医科大学, 口頭, 2022年6月24日
Hakataya, S., Katsu, N., Okanoya, K., & Toya, G. Measuring personality traits in laboratory rats. 日本動物心理学会第82回大会, オンライン, ポスター, 2022年10月15日
Katsu, N., Hakataya, S., Okanoya, K., & Toya, G. The effect of personality traits on the social relationship formation in female laboratory rats. 日本動物心理学会第82回大会, オンライン, ポスター, 2022年10月15日
中田星矢・外谷弦太. 手がかりの違いに基づいたプレステージバイアスの計算論モデル構築. 日本人間行動進化学会第15回大会, 札幌, ポスター, 2022年12月10日
外谷弦太. 動物の家畜化とインタラクション創発. JST CREST『脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用』定例会議, 名古屋、口頭、2023年1月18日
中田星矢・真隅暁・外谷弦太. 名声バイアスの計算論モデリング:手がかりの違いが文化進化に与える効果の検討. 日本社会心理学会第62回大会, 東京, ポスター, 2023年9月7日
中田星矢・外谷弦太. 名声分布の違いが文化進化の速度に与える効果:シミュレーションによる検討. 日本人間行動進化学会第16回大会, 大阪, ポスター, 2023年12月2日
博多屋汐美・勝野吏子・外谷弦太・岡ノ谷一夫. ラットの行動特性が社会関係構築に与える影響の探索. 日本動物行動学会第42回大会, 京都, ポスター, 2023年11月4日
書籍
徳増雄大・外谷弦太. (2022). 仲良くなければ生き残れない村と家畜たち.岡ノ谷一夫・ 藤田耕司(編著) 言語進化学の未来を共創する, pp. 231-254, ひつじ書房.
公募研究
■入江 駿
雑誌論文(英文)
Irie S*, Tachibana A, Matsuo A. Association between Reaction Times in the Joint Simon Task and Personality Traits. Brain Sci. 2023, 13(8), 1207. DOI: 10.3390/brainsci13081207 (*corresponding author)
Irie S*, Watanabe Y, Tachibana A, Sakata N. Mental arithmetic modulates temporal variabilities of finger-tapping tasks in a tempo-dependent manner. PeerJ 10(2):e13944. 2022. DOI: 10.7717/peerj.13944 (*corresponding author)
学会発表(国際)
Irie S, Tachibana A, Matsuo A. Joint Simon effects were correlated with the scores of neuroticism. Neuroscience 2023. 2023.11.10-15. (web)
学会発表(国内)
渡辺迪子, 橘篤導, 松尾朗子, 徳田信子, 入江駿. 感情想起課題における前頭前野の機能局在. 第129回日本解剖学会学術集会. 2024.3.21-24.那覇
入江駿, 橘篤導, 渡部祥輝, 坂田信裕. 視線は、社会的サイモン効果を増大させる. 第46回日本神経心理学会総会, 2022.9.8-9.9. 札幌
産業財産権
入江駿, 小堀貴司, 角和樹. 遠隔医療提供システム、サーバ及びプログラム. 特願2023-189846.
【B02】
計画研究
■柳下 祥(研究代表者)
雑誌論文(英文)
Abe Y, Yagishita S, Sano H, Sugiura Y, Dantsuji M, Suzuki T, Mochizuki A, Yoshimaru D, Hata J, Matsumoto M, Taira S, Takeuchi H, Okano H, Ohno N, Suematsu M, Inoue T, Nambu A, Watanabe M, Tanaka KF. Shared GABA transmission pathology in dopamine agonist- and antagonist-induced dyskinesia. Cell Rep Med. 2023 Oct 17;4(10):101208. DOI: 10.1016/j.xcrm.2023.101208. Epub 2023 Sep 28. PMID: 37774703; PMCID: PMC10591040.
Yagishita S. Cellular bases for reward-related dopamine actions. Neurosci Res. 2023 Mar;188:1-9. DOI: 10.1016/j.neures.2022.12.003. Epub 2022 Dec 7. PMID: 36496085.
Ucar H, Watanabe S, Noguchi J, Morimoto Y, Iino Y, Yagishita S, Takahashi N, Kasai H. Mechanical actions of dendritic-spine enlargement on presynaptic exocytosis. Nature. 2021 Dec;600(7890):686-689. DOI: 10.1038/s41586-021-04125-7. Epub 2021 Nov 24. PMID: 34819666.
雑誌論文(和文)
柳下 祥:大規模データ・AI活用による精神疾患トランスレーショナル・リサーチの展望.
実験医学 119-125 Vol.42-No.7 2024.
柳下 祥 、笠井清登: 統合失調症の脳病態解明の到達点・未達成点―取り組むべきこと.
医学のあゆみ vol 286 no6 517-528,2023.
柳下 祥:統合失調症の次世代ドーパミン仮説.臨床精神医学 52 (5) 513-518, 2023.
柳下 祥: ドーパミン動態と統合失調症の病態. 生体の科学 pp.147-151 ,2023.
柳下 祥:ドーパミンによるシナプス機能の調節. 生体の科学 74, 57-61,2023.
小池 進介、笠井 清登、 柳下 祥、 國井 尚人、松崎 政紀、 田中 謙二、宇賀 貴紀、 吉田 正俊、 山本 真江里、 鬼塚 俊明、 三浦 健一郎、 小松 三佐子:ヒト疾患研究 精神疾患 双方向トランスレーショナルアプローチによる精神疾患の脳予測性障害機序に関する研究開発.生体の科学 73, 458-459,2022.
笠井 清登、柳下 祥: ヒト疾患研究 精神疾患 統合失調症の神経生物学のゲームチェンジャー. 生体の科学 73, 464-465, 2022.
学会発表(国際)
Sho Yagishita: Multimodal systems-level interrogations of striatal plasticity.XIV Meeting of the International Basal Ganglia Society (IBAGS), June 15, 2023, Stockholm, Sweden
Sho Yagishita: Microglia-mediated gating of spine enlargement in the medial prefrontal cortex.2nd RIKEN CBS Co-Creation International Conference “Exploring the origin of neuropsychiatric disorders”, October 24, 2023, Saitama, Japan
Sho Yagishita: Dopaminergic modulation of synaptic plasticity in generalization and discrimination learning, Computational Approaches to Memory and Plasticity, July 27,2022, Bangalore, India
Sho Yagishita:Disinhibitory gating of discrimination learning and spine enlargement by dopamine D2 receptors in the nucleus accumbens, SWEBAGS, Online, December 17,2021
Sho Yagishita:Dopaminergic modulation of synaptic plasticity in learning and psychiatric disorders, CBS Summer seminar, June 28,2021, Saitama,Japan
学会発表(国内)
柳下 祥: コ・プロダクションに向けて基礎生物医学研究で使う言葉の壁をどう解消するか. 第18回 統合失調症学会 オンライン, 2024年4月13日
柳下 祥: 生物学的な研究テーマを見直す. 第17回 統合失調症学会 オンライン, 2023年3月25日
柳下 祥: ドーパミン系ストレス負荷による新規統合失調症の発症モデル. 第44回日本生物学的精神医学会年会(BPCNPNPPP4学会合同年会) 東京、2022年11月6日
柳下 祥: D2受容体機能障害と社会環境相互作用による新しい統合失調症発症モデル. 精神神経学会、福岡、2022年6月16日
柳下 祥: ドーパミンによるシナプス可塑性と汎化弁別学習の制御.ドーパミン研究会、 青森、 2022年11月11日
柳下 祥: 動物モデルにおける壁~身体医学の生物医学と精神医学の基礎科学の相違~. 精神神経科学会、2021年9月4日、オンライン
柳下 祥: 小集団脳科学と大集団脳科学の相互トランスレーショナル科学への展. 日本発達神経科学会第10回学術集、 2021年11月20日、オンライン
市民アウトリーチ・共同創造活動
柳下 祥: コ・プロダクションに向けて基礎生物医学研究で使う言葉の壁をどう解消するか(学会や研究に参加しやすくなるやさしい用語集の作成). 第18回 統合失調症学会 オンライン, 2024年4月13日
柳下 祥: 統合失調症の生物学・脳科学研究は何をしているの?, 第17回統合失調症学会・プレ企画, オンライン, 2023年2月4日
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
学会や研究に参加しやすくなるやさしい用語集. https://schizophrenia.softr.app/
■多田 真理子(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Koshiyama D, Nishimura R, Usui K, Fujioka M, Tada M, Kirihara K, Araki T, S Kawakami, Okada N, Koike S, Yamasue H, Abe O, Kasai K. Cortical white matter microstructural alterations underlying the impaired gamma-band auditory steady-state response in schizophrenia. Schizophrenia. 10(1):32. 2024.
Tada M, Kirihara K, Nagai T, Koike S, Araki T, Kasai K. Gamma-band harmonic responses for beta-band auditory steady-state response are intact in patients with early stage schizophrenia, Neuropsychopharmacol Rep, 44, 240-245, 2024.
Tada M, Kirihara K, Koshiyama D, Nagai T, Fujiouka M, Usui K, Satomura Y, Koike S, Sawada K, Matsuoka J, Morita K, Araki T, Kasai K. Alterations of auditory-evoked gamma oscillations are more pronounced than alterations of spontaneous power of gamma oscillation in early stages of schizophrenia. Transl Psychiatry, 13, 218, 2023.
雑誌論文(和文)
臼井 香, 長谷川 智恵, 市橋 香代, 森田 健太郎, 金生 由紀子, 金原 明子, 大路 友惇, 里村 嘉弘, 山口 創生, 笠井 清登, 多田真理子: 精神的不調を抱えるAYA世代に対するリカバリー志向型早期支援プログラムの開発. ブリーフサイコセラピー研究 31(2) 37-48, 2023.
中原 睦美, 多田 真理子, 臼井 香, 長谷川 智恵, 森田 健太郎, 笠井 清登: 母親の語りからみた精神病未治療期間(DUP)をめぐる葛藤とその支援. 心理臨床学研究 40(5) 403-414, 2022.
多田 真理子, 國井 尚人, 宇賀 貴紀:【精神疾患を最新のゲノム解析・脳画像技術からとらえる】精神疾患の神経生理学的研究. Precision Medicine 4(11) 1010-1013, 2021.
学会発表(国際)
Tada M, Suda Y, Matsuo T, Kawasaki K, Saigusa T, Ishida M, Kumano H, Kirihara K, Suzuki T, Hasegawa I, Kasai K, Uka T. Differential effects of ketamine on gamma oscillations in the frontal and temporal cortices in awake monkey. Neuroscience 2023. Washington, D.C.
学会発表(国内)
多田真理子: 精神疾患における神経オシレーション異常に注目したトランスレーショナル・アプローチ. 第45回日本神経科学大会. 沖縄. 2022年7月3日.
■植松 朗(研究分担者)
雑誌論文(英文)
Ming-Hsuan Lu, Akira Uematsu, Yasushi Kiyokawa, Kazuo Emoto, Yukari Takeuchi. Glutamatergic projections from the posterior complex of the anterior olfactory nucleus to the amygdala complexes. Neuroscience 521 102-109. 2023.
Jessica Natali Sulkes Cuevas, Mayumi Watanabe, Akira Uematsu, Joshua P Johansen. Whole-brain afferent input mapping to functionally distinct brainstem noradrenaline cell types.
Neuroscience research 194 44-57. 2023.
Ryota Nakahama, Aika Saito, Sensho Nobe, Kazuya Togashi, Ikuo K Suzuki, Akira Uematsu, Kazuo Emoto. The tyrosine capsid mutations on retrograde adeno-associated virus accelerates gene transduction efficiency. Molecular brain 15(1) 70-70. 2022,
学会発表(国際)
Akira Uematsu. Sexually dimorphic accumbal circuits for fear extinction. Diverse approaches to understanding learning and memory. Sep 2023, Aichi, Japan.
Aika Saito, Akira Uematsu, Kazuo Emoto. In vivo calcium imaging in the ventral hippocampus during fear extinction. Neuro2023. Jul 2023, Miyagi, Japan
Tatiana Sazhina, Akira Uematsu, Kazuo Emoto. Molecular profiling of fear extinction deficit induced by juvenile social isolation in mice. Neuro2023. Jul 2023, Miyagi, Japan.
Ryota Nakahama, Akira Uematsu, Kazuya Togashi, Kazuo Emoto. The tyrosine capsid mutations on retrograde adeno-associated virus accelerates gene transduction efficiency. Neuro2022, Jul 2022, Okinawa, Japan.
Mayumi Watanabe, Akira Uematsu, Joshua P Johansen. Prefrontal control of the brainstem noradrenaline system for adaptive emotional learning. Neuro2021. Jul 2021, Kobe, Japan
Aika Saito, Akira Uematsu, Kazuo Emoto. In vivo calcium imaging in the ventral hippocampus during fear extinction. Neuro2021. Jul 2021, Kobe, Japan
学会発表(国内)
植松朗. Sexually dimorphic accumbal circuits for fear extinction.脳と心のメカニズム 第23回冬のワークショップ. Jan 2023, Hokkaido, Japan.
市民アウトリーチ・共同創造活動
茨城県つくば市並木中学校 研究見学 2023年7月
都立高校生オープンキャンパス 東京大学ニューロインテリジェンス機構―東京都教育委員会共催 2022年8月
学芸大学附属高等学校オンライン授業 2021年11月
公募研究
■橋本 龍一郎
学会発表(国際)
Hashimoto, R, Aoki, R., & Itahashi, T.: Neural representations of phenomenology during counterfactual thinking of autobiographical episodes. 2023 Annual Meeting of the Organization on Human Brain Mapping. モントリオール、カナダ (2023年7月24日)
(大学生の日常生活のエピソード記憶について、想起中の脳活動と想起に伴う感情やエピソードに対する意義など、主観的な感覚との関係を調べた研究である。想起に伴う主観的な感覚データについて、領域会議の議論を通して解釈を深め、日常エピソードのなかでも、人生において重要なエピソードに対する主観的感覚の要因を抽出し、脳活動パターンとの関係を同定することで、物語の脳基盤の理解に貢献した。)
■柳原 真
雑誌論文(英文)
Sachio Umemoto, *Shin Yanagihara, *Kazuo Okanoya Durations of preparatory motor activity in the avian basal ganglia for songs and calls in a species of songbirds. Neuroscience Research 181: 66-73. 2022. DOI: https://doi.org/10.1016/j.neures.2022.03.008
学会発表(国際)
Shin Yanagihara, Maki Ikebuchi, Chihiro Mori, Ryosuke, O. Tachibana, Kazuo Okanoya Role of dopamine in the social enhancement of vocal learning in zebra finches. The XXVIII International Bioacoustics Congress (IBAC2023) Oct, 27, 2023, Sapporo, Japan
Shin Yanagihara, Maki Ikebuchi, Chihiro Mori, Ryosuke O. Tachibana, Kazuo Okanoya Role of midbrain dopaminergic system in social enhancement of vocal learning in songbird Proceedings of the Joint Conference on Language Evolution (JCoLE) Sept, 8, 2022, Kanazawa, Japan
学会発表(国内)
柳原真、池渕万季、森千紘、橘亮輔、岡ノ谷一夫 社会的相互作用にもとづく小鳥の発声学習を支える神経メカニズム 第94回日本動物学会「動物学会シンポジウム:動物の社会性行動とその発達のしくみを探る」、2023年9月8日、山形 招待講演
高橋 康介
学会発表(国内)
高橋康介・氏家悠太・吉村直人・善本悠介・武富礼衣 (2023) 脳内将棋盤から探る視覚イメージの多様性. 日本心理学会第87回大会. 神戸国際会議場.
主催シンポジウム(国内)
2024/3/25-27「知覚心理学×イメージ心理学ジョイントワークショップ」開催
市民アウトリーチ・共同創造活動
その他(成果のパンフレット、ウェブサイトなど)
https://times.abema.tv/articles/-/10046433
日本心理学会第87回大会特別優秀発表賞受賞 https://psych.or.jp/prize/conf/
■小池 耕彦
雑誌論文(英文)
Yoshioka A, Tanabe H, Nakagawa E, Sumiya M, Koike T, Sadato N. (2023). The Role of the Left Inferior Frontal Gyrus in Introspection during Verbal Communication. Brain Sci. 13(1), 111; https://doi.org/10.3390/brainsci13010111
学会発表(国際)
Koike, T. Hyperscanning fMRI to reveal the dynamics of social interaction and well-being. 53rd NIPS international symposium: Neural Dynamics and Information Processing in the Brain and Body, Okazaki, 2024.02.08-10.
学会発表(国内)
小池耕彦、小笠原香苗. ‘The neural basis of successful communication: A hyperscanning fMRI study. 第101回 日本生理学会、北九州市, 2024.03.27-30.
小池 耕彦.「他者を予測する脳:個体間脳活動相関を用いた研究」 神経法学研究会, オンライン開催, 2023.11.04.